暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人)改 再構築
1部 魔窟海鳴市
1章 始まりは突然に
逃げる時は静かに逃げるのが一番なんだけどな
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((サイレンス))』

この呪文は、周囲の音を消す呪文で、扉の音が出ないようにする。
そして俺は扉を開いた。
部屋の外は、倉庫でもある場所だった。
多少、所々が老朽化して錆びている箇所もある。
使われなくなって何年もしているのかもしれない。
多分このつくりだったら、向こうに階段があるはずだ。
伊達に派遣で工場勤務をしていたわけじゃない。
大概作りってよく似ている。

「階段下に見張りはいない」

 気配を消しながら歩く技術が盗賊スキルにあるから、
こんな時は本当に役に立つ。
すこし様子を見ていると、向こう側から人の声が聞こえる。
容姿は外国人が多数で、会話も日本語じゃなくドイツ語か。

「さっきの娘たちどうするんだろうな」

「目的の娘は人質だが、あとの二人は何かにするんじゃないか」

「全部終わったら売るかもしれないしなぁ」

「その前に俺たちにも楽しみをくれないとなへへへ」

「ガキだが、結構な美人だし、背徳感があっていいよね」

 おいおいマジか?
全員10歳以下の子供だぞ?
わかってるのかこいつら。
日本人は童顔って言われてるからって無理があるわ。
ぞっとする考えを吹き飛ばしながら様子を見ていた。

 やはり営利誘拐の線か。
それから少しして下の男たちが離れていく。
やばいな。
時間をかけたらまじやばいな

 ドガンッ!

行き成り俺の後方から大きい音が後ろから聞こえてきた。

「何の音だ!!」

「調べに行くぞ!!」

 当たり前だが俺のミスではないな!!
嫌な予感がする。
こんなときの予感って当たるんだよな。
観念して後ろを向くと、
そこには愛くるしい2人の、。
女の子二人がそこにいた。
俺には一瞬小悪魔に見えてきた。

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