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私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
第7章
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達 導かれたのかもと・・・だけど 彼はそんなこと関係無いって 今がお互いに好きなんだから それでいいじゃぁないかって言ってくれたの」

「そう 羨ましいわね お互い信頼してるのね あれからもね 大地がなんか ふっ切れた気がするって 糸姫様にいらぶさんを探してって言われたってこと あなたの彼がその人のことなんじゃぁないかなー だから 縛りから解かれたようだって」

「うん 先輩 ありがとうございます いろいろと話してくれてー」

 でも、私は 伊織利さんの祖先のことも確かめたいと思っていたし、もちろんおばあちゃんの生まれたという所も、それに、糸姫伝説の夜叉が池にも行って見たいと思っていたのだ。

 だけど、伊織利さんは「夜叉が池伝説なんて やっぱり伝説に過ぎないんだよ 龍神だの大蛇が出て来るなんて現実的にあり得ないだろう その大地って子も 多分 洞穴みたいなとこで夢を見たんだよー 糸姫の絵だって どこかで美人画を見て、それが たまたま マオに似ていただけだよ イラブって人も 糸さんと夜叉が池に行ったのだろうけど 山賊かなんかに襲われて、糸さんを連れ去られて 恐くなって逃げだしただけだよ マオだって そう イオリって叫んだつもりなんだけどー イオリ。。。クラブ とか言って それが イラブって聞こえただけだよ 同じ夢を見たって よく あることさー」 と、まるで 信じていなかったのだ。

 それでも 私は ほおっておくつもりは無かったのだ。確かめて 本当に言い伝えの通りだったら・・・その時は・・・私は、迷わずに伊織利と結ばれるんだと決めていた。
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