暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人)改 再構築
0部 転生
序章 俺の人生がこんなふうに変わるとは思わなかった。
最悪のスタートからの再出発
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
法ってのは… なんでだ?
ヤバイあのゲームの事何も思い出せないわ、実際におやっさんの事もうっすらとは覚えてるけど、仮面ライダーの話も思い出せない。
どうやら当事者なので思い出せない感じなのか?
帰ったら世界地図を見させてもらおう、
俺が生きていた世界との違いがわかるかもしれねえ。どうやら目的地に到着したみたいだ。
店の名前は『翠屋』、結構雰囲気がよさそうな喫茶店だ。
俺は、おやっさんにエスコートされながら中に入った。
入る前に、準備中と書いてあったのだが、よかったのだろうか。

「来たか荘吉」

 多分この店のオーナーなんだろう。若いのだが、すごい穏やかな人だ。でも立ち姿がすごくきれいだ!

「悪いな士郎、来てるか」

「まだだ、その子が」

「そうだ」

 あぁそういうことか。この間聞いた南條家の人との顔合わせでこの店を使わせてもらったってところか。

「あら、綺麗な子ね」

「桃子」

「ごめんなさい、私の名前は高町桃子。桃子さんって呼んでくれると嬉しいかな」

 桃子と自己紹介してくれた女性は、栗色の髪の女性、多分20代前半の大学生な感じな人だ。多分バイトの子かな。でも呼び捨てにしてたから、似てないけれど妹か親戚筋の人かな?

「綾です。苗字はありません。でも、今日から南條となります」

「南條綾ちゃんね。よろしく、会った記念にこれをどうぞ」

 カウンターに出されたものは、紅茶とシュークリーム。俺はカウンター席に座り、それを食べたのだが、すごく美味しくて、あまりのおいしさに声を上げてしまったぐらいだ!
桃子さんの用意したお菓子は、俺の口に合うようだった。
この喫茶店の雰囲気も、落ち着いていて居心地がいい。しかし、待ち時間が長く感じられた。

「おやっさん、いつ来るの?」

「すぐだ、もうすぐだ」

 待っている間、店内には穏やかな会話やお客さんの笑い声が流れていた。だが、そのなかで突然、扉が開いた。そこには俺が待ちわびた南條夫妻が立っていた。

「綾ちゃん、すみません、遅くなって」

 栞さんは優しい笑顔で言った。南條さんも同じく、和やかな表情で俺を迎え入れてくれた。

「南條、栞さん、きたか、(たか)も悪いな」

「いや気にするな壮吉、それに」

 隆行さんは奥さんである栞さんを見て言った。

「壮吉さん大丈夫です。私が綾ちゃんと話して気に入ったのだから」

 ビデオチャットの時色々聞かれたけど、どこに気に入る要素があったのか全く分からん。

「南條隆行さん、栞さん、初めまして。よろしく・・・お願いします」

 俺はできるだけ丁寧に挨拶した。

「まずはゆっくり話をしましょう」

 栞さんがそう言って、店主でもある
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ