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私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
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んて ガサツでヘラヘラしてるだけですからー」

「ふふっ 明るくて可愛くて、美人なのに気取ったとこ無いからねー みんなのアイドルだって 彼氏も気が気じゃぁ無いでしょ? 普通、独占したいのにー 女の私にだって 可愛い娘って思ってるのよー」

「彼は そんなこと無いですよー でも 優しいからー・・・口数 少なくて言葉足りないですけど・・・出会った時も 昔から結ばれている気がしたから・・」

「・・・そう 結ばれていたの?・・・ お互い 信頼してるのね いいわねー」と、彼女はガラス越しの庭園を眺めていた。この人が持てないわけがないのだ。きっと、以前に何かがあってー・・・そのことに想いを巡らせているんだろうか。

「あのね 今度 ウチに遊びに来てみない?」

「はっ いいんですか?」

「良いわよーぅ あなたと もっと 仲良くなってみたいわ! なんかー まるっきりの他人って気がしないのよー それに・・・もっと 気になることもあるのよ 弟が居るんだけど・・・会って 欲しい・・・」と、言う先輩の眼の奥が輝いてきているような気がしたのだ。どうして、私なんかにそんなに興味があるのかしら・・・弟って何なのよー・・・。

 翠先輩と別れた後、真菜が見ていたのか 早速、寄ってきて

「マオ 何だったの? あの人と知り合い? みんな 見ていたわよー」

「う〜ン 知り合いになったみたい 魅力的な人だけじゃぁなくって・・・ 引き寄せられるみたいに・・・何かに・・・」
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