暁 〜小説投稿サイト〜
私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
5-5
[2/2]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
目の前を、背筋が真直ぐに伸びているようで・・・私より顔の半分ぐらい背が高いのだ。すれ違う時に、私を見て軽く会釈をして、微笑んでいるようにも思えた。ベージュのワイドパンツに同色のパンプス、紺の縦ストライブのブラウスに襟元にはキラキラする小さなブローチに、肩からはブラウンのバッグを下げて、大き目のブリーフケースを抱えていた。真直ぐに歩いて去って行ったのだ。あの人に違い無い。私は、圧倒されていた。その容姿、化粧もしてなくて端麗な顔つき・・・確かに、近寄りがたかったのだ。あまりにも、スキッとして歩いているから・・・私なんかよりも大人を感じたし、仮に、オフィスを歩いていても出来る女って感じなのだろう。私も高校の時には、ツンとしていて澄ましていたつもりなんだけど、全然違う、私はただそのつもりしていただけ・・・あの人は違う 余裕を感じさせられるのだ。声も掛けられない・・・。確かに、側に居るだけなんだけど、息も止まってしまうような・・・。
だけど、この人が私の昔の伝説の世界に連れて行ってくれるのだ。それは、私にも 思いも掛けないことだった。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ