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私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
第5章
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ゃんが お嫁さんになってくれたら 良いなぁーって思っていたから」

「あのぅー まだ そんなぁー」

「そっ そーよねぇー で 真織ちゃんは 学校は? 大学生?」

「はっ? はぁー」と、私は伊織利さんの顔を見ていた。この人 私のことを何て言っていたのかしら・・・何にも詳しいこと言って無いんだわー もぉー・・・

「こめんなさいね この子ったら 何にも言わないなよー 紹介したい人が居るってだけで 真織ちゃんってこと 言えば 前から知っているから ああ あの娘ねって すぐに わかるのにねぇー?」

「あのー 私 今年から宇都宮大学に・・・」

「えっ う つ の み や? ・・・どうして?」

「すみません どうしても 伊織利さんの側に居たかったんです」私は、頭を下げっぱなしだった。

「まぁ・・・もちろん そのことは慶ちゃんも知ってるよねー それで 学校で再会したわけね まぁ 驚きだわよ!」

「前に夏にお邪魔した時 伊織利さんが私のことを忘れてないんだって わかって・・・ それから悩んだんですけど・・・やっぱり・・・それで、お母さんには2学期になって すべて 話して・・・とりあえず 受験だけって・・・だけど、合格したら許してくれたんです」

「そう 本当は、手元に置いておきたいんだろうけどね 慶ちゃんも思い切ったものねぇー」

「うん 私の宝を奪われようとしているって・・・」

「そりゃー そうよね 伊織利 今度は、中途半端なことしたら 慶ちゃんに殺されちゃうよー お母さんだって許しませんからね こんな素敵な娘を泣かしたりしたら・・」

「わかってるよー だから ちゃんと こうやって紹介してるじゃぁないか!」

「それで あなた達 まさか 一緒に住んでるってこと無いでしょうね」

「そりゃーそうだよ そこまで 許してくれる訳ないじゃぁないかー 真織は女子寮だよ」

「そうよねー でも あなた達はまだ学生なんですからね 節度をもってお付き合いしてよー」

 そして、その日は無理やり引き留められて、夕ご飯まで一緒したのだ。帰りには、ちゃんと伊織利さんが家まで送ってくれて

「今日の 真織は可愛いよ その服も似合う」と、ポツンと言ってくれて、途中 駅にところには誰も居なかったので、抱き締められて唇を合わせていた。私の家に着くと、お母さんも帰って居たので、伊織利さんは私とお付き合いしていくことをちゃんとお母さんに報告してくれていたのだ。お母さんも一応安堵していたみたいだった。
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