暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第137話 毒と愛、魅了する対決!ココVSクルゼレイ!
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「効かないなら効果のある毒を作ればいい、さっきポイズンソードで斬り付けた時に『ポイズンウイルス』を付着させておいたのさ」
「ウイルスだと……!?」
「このウイルスは抗体がない毒に変化して獲物をしとめるんだ。僕も知らない毒に自動で変化して愛の防壁を腐らせた」
「ぐうっ……私を欺いたのか!」
ココの説明を聞いていたクルゼレイは今までココが必死になって戦っていたのも演技だと分かり怒りで頭が真っ白になった。
見下していた人間にここまで良いようにされたことがプライドを強く傷つけられた。
「この毒の剣には神経を麻痺させる毒が仕込まれている、故にこれでもう決着だが先程僕は君に毒の魅力を教えてあげると言ったよね?」
「な、なにを……」
「見せてあげるよ、僕のグルメ細胞の悪魔の力のほんの一握りを……」
ココの指が変化して人間のものでない怪物のようなものになった、そしてその指先から禍々しい毒がしたたり落ちる。
「な、何をするつもりだ!?」
クルゼレイは狼狽えるがココは構わずにその毒をクルゼレイに飲ませた。
「ッ!?」
するとクルゼレイの脳内に今まで味わった事のない幸福感が現れて一気に彼に思考を飲み込んでいった。
あれだけ思い描いていた自身の理想の世界、そして愛するカトレアの事さえも消えてしまいココの毒の虜になってしまった。
「す、素晴らしい味だ!こんな味は今まで感じたことがない!も、もっとくれ!何でもしよう!貴方に忠誠を誓う!」
クルゼレイはそう言ってココに土下座をして懇願する、そのあまりの変わりようにココは自分の中にいる悪魔の恐ろしさを実感した。
「これが僕の中に眠る悪魔の力……間違いなく1%も力を引き出せていないのにここまで人を変えてしまうとは……」
ココはグルメ細胞の悪魔の力を引き出したが今の自分では1%も力を引き出せていないと思っている、だがそれでもクルゼレイをここまで変えてしまった事に驚いていた。
なにより自身のカロリーをギリギリまで持っていく燃費の悪さにも驚いた、体がふらつき彼は膝をついた。
「暫くは使用を控えた方がよさそうだな、僕自身が毒の魅力に負けてしまう恐れもあるし何より燃費が悪い……早く食義を究めないと」
ココはそう呟くと立ち上がり今も土下座を続けるクルゼレイに指示を出した。
「先程の毒が欲しいなら僕の指示に従うんだ」
「分かりました!」
「ならまずは投降して捕虜になるんだ、そして君には死相が出ているから与作さんに体を見てもらうんだ。ついでにその毒も取り除いてもらうといい」
「かしこまりました!直にそう致します!」
クルゼレイはそう言って駆
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