第一章
[2]次話
駄目助っ人と思ったら
福岡ソフトバンクホークスは急遽ダーウィンゾン=ヘルナンデスという助っ人を獲得した、だがファン達はメジャーで大谷翔平から四打席四三振を奪取したこの左腕に不安を感じていた。
「大丈夫か?」
「日本で通用するのか?」
「怪我で離脱したモイネロの代役っていっても」
「大谷を抑えたらしいけどな」
「メジャーはメジャーだ」
「日本は日本だ」
「通用するか?」
こう言っていた、そしてだった。
彼の情報を確認してだ、尚更不安を感じた。
「球速と球威は凄くてもな」
「コントロール悪いらしいな」
「ノーコンは致命的だろ」
「やっぱり駄目じゃないか?」
こう言った、そしてだった。
本気で日本で通用するかどうか不安になった、そして来日して一軍の試合で登板すると予想通りにだった。
「やっぱりな」
「コントロール悪いな」
「これは駄目だな」
「今年助っ人不作だけれどな」
「ホーキンズは二軍で三振ばかりで」
「アストゥディーヨ特に酷いしな」
「ヘルナンデスも駄目か」
ファン達は落胆した。
「今年で終わりか?」
「他の助っ人と一緒に帰国か?」
「ベネズエラの助っ人といっても色々だな」
「日本じゃ通用しないか」
こう言って落胆した、結局ホークスは三位に終わりクライマックスでも敗退した。そして監督が小久保裕紀になり。
投手コーチに育成と起用で定評のある倉野信次が二年間のアメリカでの野球の勉強を終えてチームに復帰するとだった。
彼はヘルナンデスにも指導した、だが。
「日本に合わないとな」
「コントロールがよくならないとな」
「やっぱり通用しないよな」
「球速や球威はよくてもな」
それでもというのだ。
「コントロールだよ」
「日本に合うかどうかだよ」
「残ったけれどな」
「駄目なんじゃないか?やっぱり」
倉野コーチの復帰は喜んだ、だが。
ヘルナンデスには不安があった、それはキャンプやオープン戦で評価が高くてもだ、そして故障で本格的な登板は四月下旬からとなって。
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