暁 〜小説投稿サイト〜
私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
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ックじゃぁないと 熱くて持てないぞー」

「・・・それは・・・ ペーパーの大き目を用意して端っこを持つようにすればー 2本買ってくれた人には 隣みたいに袋状の奴を用意すればいいじゃぁないですかぁー カップルだったら その方がいいかもー」

「私は ええと思うでー やってみる価値あるかもね」と、朋子さんが言ってくれて、明日はその案で行くことになった。それから、串とかぺーパーの手配に朋子さんは勘治さんの手を借りていたのだ。

 そして、次の日。10時過ぎになって、売れ出したのだ。11時頃には数人が並び始めて、中には5本まとめて買う人も出てきて、少し大きめのパックも用意していたので、それで対応していた。好評だったのは、2本用の袋状のペーパーのでカップルが買い求めていた。そして、蜂蜜レモン水もカップに2本のストローを刺して、それぞれにたこ焼きの串の袋とカップを別々に持っていて、それを見た別のカップルも列に並んでいたのだ。お昼頃になると隣よりも多くの行列が出来ていた。

 この日は、売上金額も昨日の2倍近くで、材料も無くなってしまったので、4時過ぎには店じまいをしていたのだが、勘治さんがまた朋子さんに

「今日はお前等にやられたなぁー フェスタの中でも一番並んでたんじゃぁなのかな 考えたなぁー やっぱり 現役は頭が柔らかいんだなー まいったよ」

「ふふっ 勘治さんの言う 秘密兵器の提案よ」

「あっ あの子か? べっぴんさんってだけじゃぁ無いんだな いい女だよなー 泣かせてみたいのぉー」

「またぁー そんなことを・・・ ダメだよ! まだ 半熟卵なんだからぁー」

 私は、この人達の会話はよくわからないが危険を感じていた。そんな風なの? もしかして、朋子さんも勘治さんとそれなりの関係なのかしら・・・と、思っていた。
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