暁 〜小説投稿サイト〜
私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
4-3
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


 すると、届いたのか あの人は戻って来て、いきなり私を抱きしめて

「今度は、勝手させない 俺が受け止めるよっ しっかりと」と、言ってくれて・・・きつく抱きしめて、唇を合わせてきた。涙でくしゃくしゃになっている私に頬刷りもしてくれていた。その時には、もう他のふたりは居なくなっていたんだけど

「こんなー いきなりぃ 初めてやったんよー キス・・・ 責めてるんちゃうけど・・・」と、言いながらも私は初めての・・・で 胸が張り裂けるかと動揺もしていた。そんな風に言ってもらえると思っていなかったから・・。

「それがどうした 俺も初めてだよ なんで マオがここに・・・驚かすなよー」

 その後、カフエに二人で入って

「さっきの女の人 いいの? 彼女ちゃうん?」

「なに言ってんだよー あれは ラグビーのマネージャー まぁ 仲 良いけど、同学年だしな 関西出身なせいもあるけど 恋愛関係は無いよ!」

「ふ〜ん これからは?」

「あのさー 真織って 嫉妬深いのか?」

「ううん だって 伊織利さんのこと なんにも知らないからー」

「だよな 俺も 真織のこと 何にも知らない まさか 同じ大学に来るってなー それに・・・ さっき 変なこと言ってたな? ・・・いらぶ?」

「??? なんか言ったよね マオもわかんない・・・ 突然 何かに襲われたようなー でも 変な 二人になっちゃったネ! 良かったぁー 本当に あの時はごめんなさい あんな風に思って無かったのに・・・つい ゆうてしもぉーた」と、二人で笑い合っていたのだ。

「ん わかってるってー ようやく 二人のスタートだ よろしくな 仲良くやろうな!」

「良かったぁー もう 知らんぷりされるかもって思っていたから・・・ あのさー 伊織利さんって何学科?」

「ははっ そーだな 応用生命科学科 真織は?」

「生物資源科学科 よろしくネ」と、私には素敵な大学生活が見えてきていたのだ。

 そして、少しあるけど、歩いて帰ろうかとなって、歩き出してしばらくしてから、私が彼の手に触れたら、繋いでくれたのだ。彼のアパートは私のより大学の反対側にあって、場所を教えてもらって「寄っていくか?」と、聞かれたけど、そんなー いきなり そんなこと出来ないからと 拒んで 彼は、私を送ってきてくれた。だけど、寮の近くに来ると、木陰に連れ込まれて、もう一度、抱きしめられて・・・「ず〜っと好きだった 忘れて無いよ」と、言ってくれて、今度は、彼の舌が私の歯の間を潜り込むようにしてきて、私の舌を捉えていたのだ。

 その夜、私は幸せだった。遅くに、真菜が帰って来て「ごめんね 逸れちゃったネ」と、私の部屋を訪れていたけど・・・私は、その方が良かったのだと、でも、嬉しくて、その
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ