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私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
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いるよ と 言ってくれていた。そこから、東北新幹線で1時間弱。駅に降り立った私は、少し驚いていた。思っていたより、ずっと都会っぽく、ビルが多いのだ。私が田舎者なのかと。とりあえず、キャンパスへの下見と、試験会場を確認して帰る時、校門のとこで剣道部だというサークルの人に呼び止められて
「明日から 試験ですよねー 竹刀を振ってみませんか? 肩の力が抜けますよ!」
「あっ あー 私 けっこうです」
「みんな 結構ですって言うんだけど ここは栃木 ケッコー 日光なんだよね!」
「はぁー? ・・・」無視して通り過ぎようとしたんだけど
「まぁ まぁ この竹刀も 振ってよって泣いているんだよ」 私は、振るって言葉に余計に反応していたのだ。
「振ったら・・・それでも・・・受け止めてくれますか?」
「えっ はぁ まぁ 面を被って良いんなら・・ 面で」
簡単に持ち方と打ち込み方を教えてもらって・・・めん! じゃぁ無くて 勝つって言うんだよって・・・・私は、教えてもらった通りに 思いっ切り 「カツ!」と、振り下ろした。ブキッというような不気味な音がして・・・
「ははっ なかなか君はすじがいいよー きっと 合格するよ! 入学式で待ってるからね」
「ちゃんと 受け止めてくださったんですか?」
「ああ ちやんとな」
「良かったー ありがとうございました」
「? ? ? 君は変わってるねぇー 絶対に合格して 剣道部に来てな! 君みたい可愛い娘 剣道が似合うよ」
「でも お面で顔隠すんでしょ それに、それって 汗臭そうで 嫌やー」
「うっ まぁ そのとおり や」
「でも 勇気もらったみたい ありがとうございました」と、宿舎の駅前のホテルに向かったのだ。そして、待っててよね 伊織利さん 私 あなたの元に行くんだからと 試験に臨んだのだった。
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