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星河の覇皇
第八十六部第三章 学園の理事長としてその二十八

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「そしてだ」
「順次整えて改善していくのですね」
「サハラの軍勢が何があっても連合に入られない様なな」
 そうしたというのだ。
「防衛ラインをもうけていく」
「そうして国防を万全にして」
「備えていけばいい、他国の軍は有事になればな」
「何があろうと連合には入れない」
「そうしたものを築いたつもりだ」
「では」
「そのままだ」
 まさにというのだ。
「ことを進めていくべきだ」
「連合としては」
「そう考えている、他国とは備えを万全にしたうえで交流を行う」
「それが基本ですね」
「家に備えをしないではだ」
 それではともだ、八条は話した。
「何があっても愚かだとしか言われないな」
「それが世の中ですね」
「この世を全てを信じているから備えは全くしない」
「完全な無防備ですね」
「世の中残念だが悪人もいる」
 このことは紛れもない事実である、何時でも何処でも世の中には善人がいれば悪人もいるものなのだ。
「そして悪人もいると考えないでだ」
「備えをしないならば」
「愚かと言うべきだ」
 そうだというのだ。
「だからだ」
「国家も同じですね」
「特に国家はだ」
「国際社会は生き馬の目を抜く様な世界なので」
「絶対にだ」
 備えはというのだ。
「怠ってはならない」
「そういうことですね」
「だから国防がある、これまで連合は国防は各国のものだった」
 中央政府に国防省がもうけられ中央政府軍が編成されるまではだ、この千年の間連合の国防はそうした状況だったのだ。
「それでは数は多いがな」
「連合全体のまとまった国防については」
「出来ているとはいえなかった」
 到底という口調での言葉だった。
「とてもな、しかしだ」
「それがですね」
「連合も出来る様になったからな」
「是非ですね」
「備えはしておく、無防備都市宣言をしたとする」
 八条はこうも例えて話した。
「中立宣言なりな、しかしだ」
「そういった宣言を無視する相手もありますね」
「手段を択ばない輩にそれは通じない」
 無防備都市宣言や中立宣言はだ。
「必要とあればだ」
「その様な宣言を無視して」
「そして攻撃もだ」
 それを避ける為に宣言を出してもだ。
「無視する、また言うが世の中には悪人もいてだ」
「そうした宣言もですね」
「無視する、世の中糾弾されなければ人が見ていても法律を無視する人間もいてだ」
「国家も然りですね」
「だから備えは必要だ」
 そうした国家に対する為にだ。
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