暁 〜小説投稿サイト〜
私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
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次の日も図書館に、この日は姉ちゃんのお下がりのもう一つのレンガ色のミニスカートに赤いTシャツで、胸には I Love Red と訳のわかんない文字が。お父さんがゴルフの景品とかで貰って来たものだ。だから、少し大きめなんだけど・・・。
その日は、それまでと違って、何となくすり寄って来るんだ。嫌っていうんじゃあないけど・・・俺の彼女なんだぞっていう態度。優しそうなんだけど、なんか魅力を感じないんだ。誉さんに・・。
その日も、スーパーのフードコートに居たのだけど、私は、塩バターパン1個に いろはす だけ。香波ちゃんは生クリームとかチョコのパンを彼等は豚照り焼き丼を食べていて
「真織ちゃん 今日も そんなかぁー? この豚1切れ 食べるかい? うまいよっ」
「いえ そんなー いらないです」私は、身震いしてたかも・・。なんで、そんなー いきなり、寄りすぎやろー 気しょく悪いんだよー 彼女扱いは止めてぇー
「今日も 真織ちゃん 可愛い恰好だね そーいうの 似合っているよ その髪止めも可愛い」と、私は、こんなとこで褒められても、気持ち悪いだけでー。確かに、普段は黒いヘァピンだけなんだけど、今日は、お花の付いたのをしていたから、それに気付いたのは、私のことを見ていてくれるんだとは、思ったのだが・・・
「なんやの 真織のこと えろーぅ 気にしてるやんかぁー もともと ウチが真織連れてきたんやからな! ウチのことは どうやのー?」
「まっ まぁー 香波ちゃんは 誠が・・」
「あっ 香波も コロコロしてて可愛いよ いつも笑っているしー」と、誠さんも慌ててフォローしていた。確かに、香波はその通り、いつも明るくて愛くるしい可愛さがあるのだ。いつの間にか、この二人は出来ていると感じた瞬間だった。
その後、図書館に戻って続けたのだけど、私達のテーブルの近くにグループが居て・・・あの人の学校の制服だ。「今日は登校日でよー でも テストだったんだぜー」とか、話していた。だけど、女の子も混じっているグループだった。
私がトイレに行って、戻ってくると階段のところで呼び止められ、あの学校の制服だ。
「お前なぁー もう 次のを掴まえたのかー? そんな女やったんかぁー」と
「えっ 何のことですか?」
「まぁ いいやー 顔の割には 性悪やのぅー」と、自習室に戻って行ってしまった。私は、彼は何を言いたかったんだろうと・・・。私は責められていたのだろうな。だって 彼からは何にも連絡無いんだものー
その日は4人で電車に乗って、誉さんは先に降りて、次の駅で誠さんが降りるはずなんだけど、香波ちゃんも一緒で
「ちょっと 彼んチに寄り道するネ」と・・・電車が出て、ホームには手を繋いでいる二人の姿が・・・見えた。
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