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偽マフティーとなってしまった。
外伝 ビルドファイターズ
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ちたいからってそのエナメルの靴はやめたほうがいいよ。テカテカ過ぎる。ちんどん屋じゃないんだから。

 そして、参加者が少ないサンマリノ共和国代表として決まった。そもそも、大会参加者0人でいきなり出場登録と共に国家代表になった。

 「目立つ試合か……。」
 俺の呟きはどうすれば叶うか…世界大会までお預けだった。

 第2回大会の世界大会の試合は宇宙と地球のダブルステージ?これはセイたちが戦ったステージと同じ、そして。やはり、ガウが使えたのと同じで大きさに上限はない。つまり、これは……。


 「目立つ作戦は考えられましたか?勝てなくても構いませんがねぇ…。」
 この承認欲求がぶっ壊れてそうなねっとりとした声は……あの照り焼きみたいなテカテカエナメルに黄色いシャツに紫のスーツで人殺しが笑いの落ちだと思ってそうな格好は…。

 「わかりましたよ。ヌルリとね。これが私の戦闘ですよ。これが愛馬です。」
 俺が作り上げたフルスクラッチと3Dプリンターで作ったコイツを見ると承認欲求おじさんは目に手をやり、高らかに笑い出した。

 「そうですよ!貴方に求めていたのはエンターテェイメンツ!これがこれこそが私の夢…私の希望…私という人間が作られる社会に出るための子宮!ファハハハハハハハハHahaha!愛ですね!まるでこれは!正しい判断です!私と貴方の!」
 頭おかしいんじゃないのコイツ?知るかよお前。

 出来上がったコイツを使うだけだ。勝てなくてもな。



 予選の当日、セットして会場に映し出されたモニターに観客が唸る。

 「スピーカースイッチオン!」
 この俺の機体!その名もアクシズ・ソレスタルビーイング号!バカでかいアクシズにソレスタルビーイングを合体させ周りをエンジェル・ハイロウの外輪を回している。そして、迎撃設備としてダインスレイヴを取り付けた。有線式でムサカ十数隻を内部から操れる。見た通りのビルドファイターズの機体だ。このビルドファイターズは正しい。

 スピーカーから流れる爆音のギレン演説、そして、デラーズ演説、ダカール演説、そしてハマーン・カーンの演説が流れ出す。そうすると外宇宙から地球に向かい突き進む機体に次々に護衛をするように集まるジオン系の機体。そして、流れ出すネオ・ジオン軍の国歌。

 俺はマイクを手に握る。そして、声を調整した。

 「この機体アクシズ・ソレスタルビーイングは、密閉型とオープン型を繋ぎ合わせて建造された極めて不安定なものである。それも、この世界の成り立ちにある。過去の宇宙戦争で生まれた難民、地球統一戦争の為に生まれた宇宙に棄民されていた人々、その三代もかかる莫大な借金、この解決のために、急遽、建造されたものだからだ。しかも、地球連邦政府が難民に対して行った施策はスウィ
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