外伝 ダブルオー
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ゃあ、数回私に付き合いなさい。」
おっさんの下腹部にダイブした女には見えないほど強気だな。とりあえず頷いておく。面倒事になったが、人革連の兵士たちが来て「安全になったので地上に降りてください。」と誘導されて、人革連の護衛付きでAEUに向かう飛行機に乗った。何故か王留美とユルゲンも付いて来ている。ユルゲンはともかく、何故留美にストーキングされてるんだ?
「すみません。なんでお隣に王留美さんがいらっしゃるんですか?」
それを聞いてみたが黙って隣に座っている…コイツなんだよ。このままなら髪型がキングダムや三國志に出てくるような兜みたいな形になるくせに。縛ってポニーテールにしたら篠ノ之箒みたいな髪型だろ。何故無視するくせにずっと隣に居るんだ?報復のためか?時間がちょっと経ってから王留美が話しかけてきた。
「あなたも協力者ですか?」
違うけど違うと言ったら殺されそうな雰囲気を感じるので黙って頷いてみる。向こうは言い当ててやったぞとばかりに笑顔を浮かべている。お前の勘違いだけどな。深読みしすぎなんだよ。
「やはりね。ソレスタル・ビーイングの名前を出した時に合図を送ったんでしょ?ガンダムと私が呟いたから私を吹き飛ばして騒ぎを起こして、協力者を隠そうとした。それにしてはレディーに失礼な事をするわね。調べさせてもらったけど、あのモラリアで急拡大するなんてどんな指示を一族が受けたのかしら。お聞かせ願いますか?」
好奇心に満ちた目でこちらを見るがそんなものはない。適当に言って誤魔化すのも良いだろう。機内でニュースが流れるイオリア・シュヘンベルグの映像を指さして告げる。
「イオリア・シュヘンベルグには友人が居た。一人の友人がな。その友人はイオリア・シュヘンベルグが間違った道のりを行くならば止める力が必要だと、ある一族に命令を出した。その一族は国を転々として、いつしかどこの国にでも入れるパスポートが発行されている紛争と戦争に最も近い国に住み着いた。それが我々の一族だ。君達とは別プランの存在だよ。だからこそ、君達が知らないイオリア・シュヘンベルグを知っているかもな。」
そんな事を話していると飛行機は着陸態勢に入るとアナウンスが流れて、王留美の質問を許さずに空港へと空を沈んでいく。どうせ金を出せばモラリアでは名前を変えられるだろうし問題ない。戸籍なんかいくらでも作れるし買えるだろ、アリー・アル・サーシェスの国だぞ。
着陸後に俺を待っていたらしいスタッフに捕まり、直ぐ様王留美から離れると俺は生存策を考える。一番はエイフマンの確保による強い兵器の開発でイノベイトから逃げることと、後は表向きはPMCからの撤退。この2つが急務だろう。そして俺は地中の要塞を作って、ELSに備える。
「どうして!?」
あれから名前
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