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偽マフティーとなってしまった。
外伝 SEED
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 「あぁ、しかし、月から核が持ち出されてるとはな。」
 本当に何であんなに…。

 「まて、その話は本当か?それが本当なら……。」
 口を滑らせてしまった。そこから何時間か問い詰められたが誤魔化せたと思う。ハルバートン派から提供されたと主張し、ハルバートンもブルーコスモスを嫌っている、また派閥争いだと言ったら納得してくれたと思うが。




 「えっ?」
 俺に任されたのは……モラシムを司令官とした独立艦隊とともに核兵器を積んだブルーコスモス艦の排除、並びに証拠の確保をしろと書かれたプラント最高評議会の命令書がそこにはあった。更に、出来るだけ糾弾できる手筈は整ったとハルバートンに伝えろとまである。ハルバートンの連絡先なんか知らないけど。どうなるのだろうか?













 あれから数ヶ月が矢の様に過ぎた。
 『知れば誰だって君のようにやりたいと思うだろう!!君は厄介なやつだよロベルト!かき乱すだけかき乱して!そうやって傍観者として私を止めるのか!』
 今すぐ帰りたいが……。

 「ラウ・ル・クルーゼ、君は何もしてないだろう。この世は狂ってるかもしれないが、プラントへの核攻撃も、ニュートロンジャマーも防げた。それはお互いに良心があったからだ。もう終わりにしよう。今頃、月とプラントの中間地点でハルバートンとジュール議員が調印をしている!戦う意味が何処にある?」
 ラウ・ル・クルーゼ、お前も止めるのを手伝ってくれただろ。声が裏切りそうな髪型が軟弱ラインハルトみたいなワカメヘアーの陰謀論プラントおじさんと一緒に。

 『それで終えられるわけがないだろう!戦う意味は私が生きているからだ!光があったら闇もできる!それは誰にも止められぬさ、終わらぬさ!戦争で流れた血の数は数え切れぬさ!今頃その調印場所はジェネシスで焼かれている!お前が頑張りすぎた結果だよロベルト!今更、ハイやめますと納得するわけもない!サトーらがやる筈さ、ジブリールも向かっている!これは人類の愚かしさだよ!止める事ができるのか!』
 何してくれてんだお前!初期の協力は何だったんだよこのエセ仮面!ふざけんなよ!

 「お前をここで止めてからそうしてやるさ!ビットの数が減ってきたが、おしゃべりはまだするのか!ラウ・ル・クルーゼ!」
 何故来ない!キラ・ヤマト!裏切りヅラ!


 ビームのネオンの中で踊り続ける。俺たちはどこ迄も不自由で不器用な世界で、今が一番の“自由”を味わっているのかも知れなかった。何でこんな目に合うんだよ!!

 
 
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