3-8話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
くらいには人類はまだ終わってはいない。」
なんで、こんなことで全員こっちを見てくるんだ。当たり前の話だろ。当たり前の話を当たり前に出来ないならそれこそが社会や政治の腐敗というやつだろうに。
「今、人類のために地球連邦‥‥いや、太陽系連邦が市民同士の争いを止めるために決戦をするんだ。考えたらわかることだが、地球連邦政府はシャアの決起をなんと言った?シャアの決起をシャアの反乱だと言った。つまり、シャア・アズナブルを、ジオン市民を地球連邦市民だと認めていた訳だ。その建前すら分からなくなってしまったのだから一年戦争は起こるべくして起きた。しかし、長く続く戦争が混乱を呼んだのだから人類は優しさを考えてアクシズ・ショックを起こせたんだ。なら、今一度人類が優しさを思い出すのは簡単だろう。」
よく言っている意味がわからなくなってきたが、こっちの話を彼らが聞いてくれている限りは止まるわけにはいかない。あの目は裏切れねぇって言っていたのはこういう事なのか?
「俺に優しさがもっとあればミシェルを‥‥。」
いや、なんでいきなりそうやってなるんだよ、ヨナくんはさぁ。黙っとけよ。そんなんだから金色の悪趣味な自己再生する鳥になりたい系微妙なニュータイプの彼女を引き摺って、魂が云々とミシェルを拗らせさせて殺したんだろ。ヨナは何時も引き摺って周りを殺して自分だけは生き残ってそうやって後悔して、ミシェルだって犬死だろ。いや、苛立ち過ぎた。言い過ぎたな。言い過ぎたがそうやってやってるからあんな強化人間のレスバで負けそうになるんだよ。ゾルタン流星群の臨界点突破ヘリウム3のほうがまだマトモだ。もっと感情を前に出さないからミシェルだってあぁなったんだよ。
「ミシェルのその優しさや後悔が君を救ったならそうやって引き摺らない事だ。死人を寝かしてやるのにもそうやって居たら寝るに寝られないだろう。」
ヨナを前に向かせてやろう。死人と話すイタコ芸を出来るのなんて、アムロ、シャア、カミーユ、ジュドーとかだろ。悲しいけどヨナにはそんなニュータイプ能力はない。だが、ニュータイプにそうやってなれるっていう希望がヨナの価値だろう。
「だったら俺はどうして!こんなに何もかも失って!それも俺が引き金で!なんでこうやって!」
知らんがな!そんなの脚本家に聞け!俺は知らん。でも、メンヘラ好きそうだなお前。いや、これも言いすぎだろうか。黙っていたハサウェイが口を開く。
「何時だって、そうだ。俺も同じだった。助けに来てくれたチェーンさんを、助けようとしたクェスを俺は‥‥。だから、わかる。それは考えても無駄な事だ。前を向いて歩いていくしかない。前に、その先には地獄しかなくても前に進んだ。死んでいった人間の意思を燃料にして命を燃やして進むしかない。俺もそうだった。」
その割にはダバオ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ