暁 〜小説投稿サイト〜
偽マフティーとなってしまった。
3-5話
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浄化島にスペースデブリの除去をやる建設会社に雇わせて大規模な環境改善策を考えている。地球環境ばかりが取り沙汰されるが、宇宙環境も悪い。スペースデブリを片付けなければコロニーにデブリがぶつかったり、輸送船にデブリがぶつかったりで宇宙は衰退するだろう。

 宇宙戦国時代が負けていったのは、満ちたスペースデブリとマスドライバーすら作れなくなっていった技術の衰退からだろう。しかし、アナハイムが謎の技術で完成させたEカーボンがこちらにはある。地球に惑星軌道エレベーターを作ってやろう。月にもだ。そして、太陽電池、電池モジュールの加速をさせていく。エネルギー開発とEカーボンは水素を定着化させてフレーム自体が燃料タンクになる。次世代への開発を加速させる。

 人々を減らせば地球では様々な発電ができる。そして、コロニー建設や本格的な火星や金星のテラフォーミングを加速させ、ここにも軌道エレベーターを作り上げる。

 金星はコロニーレーザーなどで加熱をして、気温を下げ、アスタロスによる光合成の促進をすればいい。二酸化炭素が下がれば気温も下がる。20年から30年で可能だと地球連邦政府案にも書いてある。金星と火星への開発により失業者は大いに減るだろう。もしかしたら予算がなくなるかもしれないが地球連邦の統治能力からしたら微々たる問題であり、閉塞感がある現状を打破するにはこれしかない。

「新たな開発計画はどうなっている?」
 電話を外宇宙開発局にかける。

『はい、大統領が言うようにティターンズのデータを確認していたところ、多数のテラフォーミング研究がなされていたのがわかりました。むしろ、ティターンズがテラフォーミング研究に傾倒していなければあそこまで負けなかったのではないかと今は言われる程です。HLVを使った環境改善策など彼らは環境を考えております。』
 そうだろうな。正規軍による環境テロリストがティターンズだからな。宇宙世紀は基本が環境テロリストだから始末に負えない。戦争をしたら環境を省みる余力すら奪うだろうに。インテリ頭のテロリズムは机で弾き出したTRPGの様な演算を信じるからそうなる。人には人の感情があり、それが品性をもたらすんだ。感情は大事なものであってそれを隠す、隠しているから品性が出るわけじゃない。

 その上で言うが‥‥宇宙世紀人に品性を求めるのは絶望的だろ。なんだこいつら!次から次へとそれに問題が問題を起こし続けている。雪だるま式の雪崩だ。

『カロッゾ・ビゲンゾンを中心とする外宇宙開発機体の開発が進んでいます。ティターンズの技術はすごいとしか言えませんね。もしかすれば星間飛行が単独で出来る機体が作れるかもしれません。協力してくれているエリオット・レム博士はミノフスキー・ドライブなる推進剤を必要としない新たな新機軸をマフティー・ナビーユ
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