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偽マフティーとなってしまった。
3-3話
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神になったあとが大事。

「明らかも何も俺はマフティー・エリンだ。マフティー・エリンはマフティー・エリンでそれ以上でもそれ以下でもない。だが、こうしてこの立場に立たされている。これ以上の話はあるか?そうだろ?ケネス・スレッグ。俺は俺の意思ではなく、宇宙世紀人に立たされてしまった道化に過ぎない。だからこそ、道化は道化らしく当たり前のことを当たり前にするだけだ。」
 辞めていいならすぐにでも辞めたい。ケネスが思っているほど高潔で清廉な人間でもなければテロリズムに賛同してるわけでもない。

「宇宙に彷徨う魂ではなく、やがては人々は人類という枠組みに帰るだけで、忘れ去られなければ永久的に生き続ける。散っていった者たちも今を生きる者たちも等価だ。死んだから偉いだとか死ななかったら偉いと言うわけでもない。」
 なんだよ。なんでレスバをしたがる?そんなにレスバをして何になる?レスバはレスバであって何の意味も無いだろう。

「やはり‥‥あの虹の‥‥名前などは無駄だということか。人の可能性を信じ切ったその言葉は容易く人を殺せるだろう。マフティー活動は人を人として扱い、人を可能性として扱い、粛清は粛清をする。粛清と慈愛によって成り立つものか。」
 ケネスが謎ポエムを言うが、何そのギロチンと女神理論。マリア主義かよ。マリア主義やラクス・クラインみたいな残念な奴らじゃ俺はないぞ。人を人として扱うのは普通だろ?人を人として扱わないのならば、それは社会が狂っているんだろうよ。

「真意はわかった。マフティーはマフティーとして死ぬ訳だな。マフティーから始めて、マフティーで終わる。マフティーによるマフティー。地獄や魔界から地上に戻るための人類の優しさや厳しさを教えるための活動の様だな。」
 えっ?ケネス、マフティーをアンダーテールか何かだと思ってるのか?それともいきなり最後で東京タワーで音ゲーしだすゲーム扱いか?

「マフティーは社会に社会性を教えるための革命だったわけだな。コイツをジョージ・ジョンソンがテレビで流す訳だ。」
 開かれたタブレットには動画が流れていた。俺も知っている内容だ。出元はブッホがスクラップとして回収したジェガンの交信記録らしい。オールチャンネルで話された二人の会話だ。

 逆襲のシャアの時のシャアとアムロのレスバ!?今更そんなものを出して来て何になる?レスバなんか意味がないだろ、マウントの取り合いに過ぎないって昔から言われている。

 「しかし、革命のあとでは、気高い革命の心だって官僚主義と大衆に飲み込まれていくから、インテリはそれを嫌って世間からも政治からも身を退いて世捨て人になる。か。だから、大衆をマフティーで飲み込み、官僚主義を大統領と首相になる事で飲み込み、革命を始めた。アムロ・レイとシャア・アズナブルを合わせたニュータ
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