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偽マフティーとなってしまった。
2-18話
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ィ!まさかチェーンの機体を!?」
 待て、その光はなんだよ!なんでみんな光っている!?ドラゴンボールじゃないぞお前!だから、サイコフレームは怖いんだよ!光が反発して押し返され、こちらも押される。クスィーも押し返されて退いていく。

 横を高速のMSが横切った。

『こういう時のために、このペーネロペーはサイコフレームを積んでいなかったのだな!だが、俺のはサイコフレームを積んでいる。クスィー、逃しはしない!サイコフレームの光が人々に希望と未来を見せるのならば、フルサイコフレームのお前は希望の証では無くてはならない!そう、マフティーも言っていた!俺もそう思う!人の叡智が作ったものなら!今すぐお前は人を救ってみせろ!逃すかァァァァァァァ!』
 そんなこと言ってないよ!一度だって言ってないわ!脳内補完で有りもしない記憶を追加するなよ!マフティーにどんだけ意味を持たせるつもりだ!ペーネロペーのファンネルミサイルがクスィーのファンネルミサイルに相殺されるが、ハサウェイはサイコフレームの共振により反発される力場を使い一気に近づくと機体を蹴り飛ばした。

『こういう戦い方もある!まだ、わからないのか!ニュータイプは争いの為にいるわけじゃない!刻が見えないというのか!許すわけにはいかない!』
 思いっきり、ハサウェイはクスィーの胸部と頭部を殴り、そのままビームライフルについたビームジュッテと追加されたビームトンファーを出すと斬りつけるが、クスィーがビームサーベルを振り回し、謎の力でビームサーベルを巨大化させる。

『な、泣いている!まさか!そんな、俺は!いや、出てこなければ叩かれなかった筈だ!』
 ハサウェイの動きが鈍くなり、ビームサーベルを避けるのでやっとのようだ。

「あれは!」
 赤色のオーラが機体から迸る。圧倒的な威圧感、汗が流れ出て背中を伝うのを感じる。

 結局、その後はクスィーに逃げられてしまった。なんで、こうなったんだ?俺のノートのせいか?いや、違うな。これは宇宙世紀が何十年も何百年もかけて熟成させた蠱毒だ。

 当初の予定通り、ルウムを囮にして月面へと向かう中で、UCでノルンにいた時のリディみたいな顔をしたヨナが下をずっと見ていた。いや、俺はかける言葉を思いつかない。

 と言うか、サイコフレームとは一体?あんな理科の実験の豆電球並みにピカピカされたら困るんだけど。何なんだよ、怖いな。

「ハサウェイ。どうした?」
 ハサウェイが急に前に出てくる。お前怖いから近寄らないでくれよ。

「大尉、あの子は期待に添えないようで、でも若さ特有のプライドもあって、まるで昔の僕でした。いや、今だけは大尉じゃなくて大佐として聞いてくれませんか?僕、いや、俺には機体がなんだか泣いているように見えて、でも助けれなくて!それで!
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