2-16話
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決めた。全部巻き込んでやる。その動乱で一気に俺は辞任して人は事件で忘れる。俺のことをな。
「人の‥人の可能性を?それは祝福にも呪詛にもなる!その結果、抗うこともできない弱者達はどうしたら良い?何人死んだんだ!答えてみせろ!」
リディ、うるさいよなんでそんなにガーと言ってくるんだ。そんなに強くな。
「昨日まででマフティー動乱で死んだ人間は8661人だ。さらに言えば離職をさせられた人間は1万2821人、人材整理の対象になったのは8910人。下がった株価は平均で1万8261、サイドと地球間のレートは全体的に下った。農業コロニーは転作を余儀なくされ、水星や木星に資源衛星等に鉱夫として送られた人間も多数居る。だからこそだよ。」
リディの顔がみるみる変わる。なんでそんなコウ・ウラキみたいな顔をしてるんだよ。吶喊でもするのかお前。
「マフティー!お前!」
キレられても聞いてきたのお前だろうが。それにマフティー動乱を始めたのは俺じゃないぞ。俺は巻き込まれただけだ。だから、俺は悪くない。わからないけどお前大丈夫か?またニュータイプの悪いところとかサイコフレームの悪い部分がまた頭に共振してるんじゃないの?違うのかお前?
「これ以上は!これ以上は人類が持たん時にまで来ているのだ!だからといって、人類に絶望しちゃいない。温かな光が人を包む事もある。人類には人類が、人だ!人間がいる。100年程度でニュータイプに皆、覚醒して宇宙全体を支えられる理由があるか?ない、人類は宇宙に出て100年程度であるから仕方がない。だからこそ、君たちのような若い世代が必要なのだ。新しい世界を作るのは老人ではない!だから、人類のエゴだとしても、今一度、人を信じる機会を全ての人に与えさせてくれ。」
ハサウェイが拍手をする。
「大尉はシャア・アズナブルではない。大尉は大尉だ。親父だって大尉は大尉だと言う。なのに、シャア・アズナブルという固定観念で見るから大尉の正体がわからなくなるんだ。君たちは直接アクシズ・ショックを目の当たりにしてないからそうなるのも仕方がない。」
えっ何?新興宗教かな?いきなりサンダーボルトみたくなるなよ。お前だってわかってないだろ。ニュータイプに覚醒したら言葉が通じづらくなると思うわ。なまじ表面上はわかり合えたつもりになれるんだから。ニュータイプの直感程度で相手とわかり合えるというのなら単純すぎる人間しかいない。
悪意の中にも善意がちらついたりだってする。人間はそんなに簡単な生き物じゃない。“複雑過ぎるから簡単に見える”そんな奴らなんだ。
「お前ら、おかしいんじゃないのか?」
初めて意見があったなプルシリーズ。俺もおかしいと思うぞ。サイコ・フレームは人類の手に余る物な以上に、サイコ・フレームでおかしくなる前にとうにおかしく
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