2-13話
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ばだ。」
記者がツバを飲み込むが大層な話をしてるつもりはない。過去に言ったことを矛盾が出ないように焼き直してるだけで、オウム返しみたいなものだぞ。なんで気が付かないんだよ?ちゃんと大学出ているのか?いや、まともな大学を出ていたら民間企業に勤めて記者なんか安定しない仕事しないよな。まして、瞬間湯沸かし器しかいないような宇宙世紀で記者とかすぐ殺されてそう。
「私は敗者になりたい。人類すべてが、ニュータイプやオールドタイプもすべて弱者であり敗者になれば、世の中は変わっていく。勝者は反省をしない。勝ちが当たり前になるから。成功は常に運が良いだけだが、失敗や敗北こそが真の実力を教えてくれる。学べるのは失敗や敗北した時のみだ。人間は弱いときしか学ぼうとしない。危機になってこそ学び始める。繰り返される歴史は恨みと復讐を繰り返し、誰かより良くなりたいと願う嫉妬や誰かから奪いたいと言う感覚が歴史を繰り返させるのだ。」
正気かどうかは知らないがお前らは欲張り過ぎなんだよ。新天地を求めずに何百億もの人を地球圏だけで支えよう。地球がなんとかしてくれるとか考えなしがすぎる。
「貧乏が生み出す卑屈さや差別や被害者意識が、自分が勝者になってもその意識のまま、自分は被害者だと加害者になり正当化する。だからこそ、私は敗者になりたい。マフティーとは勝者になるよりも、マフティーとして反省をしたい。反省を促し続ければやがて誰もがマフティーとして省みるだろう。歴史の重みや未来のこと。それが現在として繋がる過去と未来は今現在にしか存在しないと理解するだろう。そうなれば容易にコロニーを落としたり、毒ガスを注入したり、特殊部隊を使ってコロニーを攻撃したりなどという倫理感が欠如した事にはならないはずだ。」
地球連邦軍が正義とかジオンが正義とかどっちもクソだろ。よりよいクソの話よりもみんなクソだから良くしていこうねとか考えたほうがマシだ。
ジオンくんは自分が毒ガスやコロニー落としをした記憶が欠如してるのか、地球連邦は地球を統一するために環境テロリストのマフティー紛いの環境のためとかいう理由で戦争を吹っかけた侵略国家だってのを忘れてるし。
「選挙についてはこれ以上は言えることはない。ただ、私は人類に光を見ている。緑色の光を。光が強ければ闇が生まれてそこで人々も眠れるだろう。何も全員が光になる必要もない。闇もまた自然なんだ。人間は自然の一部だからな。」
そして、演説台を去る。やっと帰れるわ。なんだよ、意味わからん説明をさせられてさ。俺だけ負担大きいんだよ。ジャックと紅茶野郎はエンジョイしてる。なんで俺が付き合わなければならないんだよ。酷すぎないか?
やっと部屋に戻る。選挙と言ってしまったがブライトは勝てるのだろうか?ブライトの人気は足りているのか?人気投票みたいな
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