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偽マフティーとなってしまった。
2-2話
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勝手にそれを言ってるのは紅茶野郎だろうが。

「人が信じるなら正しいわけがあるならば、今の世の中は誰も信じれない人々が増えている。じゃあ、全てが間違ってるとでも?」
 強めに聞いておかないと厄介なことになるかもしれないから聞いておく。

「だから、人々を踊りで信じてみたいと思わされたのでしょう。わかりますよ。貴方はハマーン様が求めていたものを持っていらっしゃる。」
 欲しかったの父親だろ、ハマーン!俺は知らんわ!なんで全部わかってますよみたいな態度を取れるんだよ!ニュータイプじゃないから許してくれよ!何故、みんな俺を特別だと思う?特別じゃない普通のオールドタイプだぞ。

「だとしても俺は俺だ、変わらない。ニュータイプが羽持って飛べないようにオールドタイプも何も飛べないさ。ファーストペンギンは知っているか?群れのペンギンが天敵がいるかもしれない海に飛び込みたくなくて、しかし押し出されて入ってしまう最初の一羽のことだ。その弱虫なペンギンだよ俺は。」
 本当に生きるのは難しいものだ。というか、ニュータイプ神話なんて言う万能論があるから何でもニュータイプ、ニュータイプと話す。で、ニュータイプ、ニュータイプ言ってくる。疲れる限りだ。

「しかし、最初に入ったペンギンは一番魚を得られる。違いますか?」
 ハスラーの指摘に疲れた。俺はテレビを点けて誤魔化そう。

 テレビを点けると首相が映りだした。そして、首相は話し始めた。

「マフティー・ナビーユ・エリン!我々にはブライト・ノアを解放する用意がある!今すぐアデレードで会談を要請する。明日の正午まで返事を待つ。」

 まだまだこの忙しさは終わらないようだ。









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