2-2話
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れでも俺は‥‥心が折れそうになる。しかし、戦わねばならない。それが戦士たるマフティーなのだから。でもやっぱり辛いわ。
「ならば、シャア・アズナブルという男はどうなりますか?」
知らんよ、情けない赤いおっさんだろ。アムロが同じ状況下だったらシャアより跳ね返して内部から変えていきそうな気もする。シャア・アズナブルは何でも9割方出来るから何も出来なくなった最高の器用貧乏だろう。クソ、ふざけやがって。どうせならマシなキャラクターになれたなら‥‥生きたいけど生かしてくれない、周りに踊らされるかぼちゃの中のマリオネットになってしまった。
「シャアは‥勝てないからこそ、勝つ男なんだ。俺を見てくれ、勝ってるように見えるか?俺は勝てないのに勝ってない男さ。シャアの再来でもない。戦いに勝っても勝負に負ける。アクシズを押し返してもシャアはそこに人類の暖かさや人類の可能性を見て、虹に乗った。勝ち逃げしたのさ。残されたものはシャアを評価せざるをえない。武力闘争は間違いとしてもだ。」
シャアに対しては父親と母親をこじらせた、ハマーンと同じこじらせた男、と言いたいがハスラーが怒るだろうし止めておこう。最悪、ハサウェイがそれで天パ化してこちらを殺そうとしてくるかもしれないから。生身で数人のテロリストを苛ついたから殺せる男だからな。ハサウェイ。
ハサウェイは迷っていても現実世界をFPS化できるシャア以上の天パ族だから、吹っ切れたらアムロ同様スパロボ化するかもしれない。ストレスをかけ過ぎないようにしないとカミーユみたいな生身の人間にMS攻撃を躊躇なくするようなカリカリカミーユみたくなられても困る。逆に合理性のスペシャルであるウッソみたくなられても困る。ハサウェイはハサウェイのままでいい、これ以上手綱を引けなくなられたら困るわ。
「まるで、シャア・アズナブルと親しいようなことを言う。やはり‥‥いや、やめておきましょう。」
なんで、シャアと親しく聞こえるんだ?むしろ、シャアは超一流には勝てない一生二番手の男って評価のニュータイプのなりぞこないだし、シャアを真似たフル・フロンタルはなりぞこないのなりぞこないで頭クルーゼなんだぞ。それに、やはりとはなんだ、やはりとは。
「俺はシャア・アズナブルではない。今はマフティー・エリン大尉だ。それ以上でもそれ以下でもない。ましてや、アムロ・レイでもない。カミーユ・ビダンでも、ジュドー・アーシタでもない。誰でもない。ただのマフティー・エリン大尉だ。」
いや、本気でシャア扱いとか天パ扱いは辞めてくれよ、人間辞めてるじゃん。まだシロッコ扱い‥‥強い島田兵扱いは嫌だな。じゃあ、誰ならいいのかわからないが。
「しかし、人々はシャア・アズナブルかアムロ・レイの蘇りだと言っていますよ。私は一つの確信を持っています。」
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