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偽マフティーとなってしまった。
2-1話
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類史のやり直しによる人類の飛躍が目的かもしれません。ならば旧歴に詳しいのは当たり前です。神話から人類をやり直させて、地球環境等を回復させ、全てはマフティーとなる。個が全となり、全が個になる。市民全員がマフティー意志とマフティー性により、独裁者になる。市民全員が行う、全体の構成員による独裁。間違わない独裁だよ。すべてのマフティーが間違うことがないのだから。』
 独裁の意味を辞書でお調べになられたらよろしいのでは?教授?紅茶ご自慢のオックスフォードの英語大辞典でお調べになられてみては?

『マフティーの仕組みの深さに、私はマフティズムを感じています。現代思想にマフティーが刻まれ、政治思想にはマフティズムが流行る根幹の話ではありますが、ブライト・ノア大佐がマフティー疑いにより、逮捕されたようです。マフティーをおびき出すためかもしれませんが、このままだと処刑されるかもしれませんね。それも名目が抗命罪ですから。しかし、ブライト・ノアという男が処刑されるとマフティー運動は頂点に達するでしょう。ブライト・ノアは神への贄ですね。』
 紅茶野郎の言うとおりならば、ブライトが処刑されるより前に助け出さねばならない。ブライトを殺させるわけにはいかないのだ。

 怒りはそのままに基地に着くとコーヒーを渡されて、珍しい偉そうな格好をした爺さんがいた。名前を聞く前に答え始めた。
「私の名前はユーリー・ハスラー、しがない老人だ。」
 アクシズの提督!?ユーリー・ハスラー!?単なる爺さんにしか見えないぞ。

「今、宇宙ジオン共和国軍残党、及びアクシズ、ネオ・ジオン残党が掴んだ情報では、君の敵であるA.G.E.にはヌーベル・エゥーゴ並びにアナハイム・エレクトロニクスが参加したと聞いて、我々、元ジオン共和国残党も参加することにした。いや、なった。」
 いや、お尋ね者じゃないの?アクシズ艦隊の指揮官だろ?ハスラー?

「君はしかし、指名手配を貰っていただろう?」
 アクシズの将官なら指名手配を食らってるお尋ね者の筈。いや、待てよ。ハサウェイも俺もお尋ね者か?

「ジオン共和国軍に編入された時に裏取引があったようで、綺麗なものだよ。不正や腐敗を訴えたアクシズが不正や腐敗で救われるとは皮肉なものだ。」
 グラサンとジュドーに父性を求めた女の癇癪と、地球を求めた重力に魂を惹かれた女の末路じゃないのか?

 アクシズは父を早くに失った女がグラサンに父親を求めて、グラサンは屈折したファザコンで自分も異性の親を求めていたのを感じ取って、自分の嫌な部分を投影したハマーンを嫌ったのでは?何にもなれる才能があるが家族だけには成れなかった男と女、似ているようで相反している。バナージかジュドーに浄化してもらうか、ウッソに叩き切られたら?

 能力が高い家族に憧れがある二人とか
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