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偽マフティーとなってしまった。
24話
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いが、ニュータイプは便利でもなければ否定されてやがては終わる。神話の化け物は常に一般人に殺される定めなのだ。英雄も化け物を殺せるなら化け物でしかない。アムロへの扱いを見ればわかりやすい事だ。

『ニュータイプはそこまで便利でもなければ器用でもない。武装マフティーは随分とニュータイプに夢を見られている。夢を見るのは構わないが、ニュータイプはそういうものでは無い。』
 ブライトの心をここで動かさねばならない。俺の予想が正しいとしたなら、キンバレーは本当に狡猾なゲスだ。

「ガンダム。それはなんだと思われるブライト。」
 だからこそ時間稼ぎをしなくてはならない。時間稼ぎをすればするほど、こちらは勝ちに近づく。時間が味方になるのはそちらだけではないぞ、キンバレー!

『ガンダム?兵器の名ではあるが。』
 いや違うな。俺は知っている。お前がガンダムをどう見ているのかを、ブライト。揺さぶるぞ!

「ガンダムは反骨精神の塊だ。例えばガンダムはジオンに抗い、Zガンダムはティターンズとアクシズに。ZZガンダムはアクシズに。皆、機体が壊れたりパイロットが壊れても抗い続けた。ならば、マフティーがガンダムを操り、ガンダム自体が意思を持ち、マフティーが意思を持ち、ニュータイプが意思を持ち、人々の希望が意思を持つのも一つの可能性としてありえないか?ブライト。」
 これで揺さぶる。ブライトが動揺するかわからないが。

『そ、それはまるで‥‥だとすれば、マフティー大尉。なぜ、地球連邦政府の内部から変えようとしなかった。マフティーならばそれぐらいできたはずだ。なぜ、やってみせない?』
 それはハサウェイの様なマフティー活動ガチ勢に聞いてくれ。こちらはマフティー活動初心者なんだ。マフティー活動ってなんだ?もう意味がわからないことだらけだ。でも、仕方がない。押し通す。

「マフティーならなんとかなる筈なら、マフティーにならずになんとか出来ていた筈だ。マフティーは万能ではない。ニュータイプ万能論を否定して、マフティー万能論を唱えるのは感心しないな。」
 雰囲気が詰まる。耳の奥がツーンとする。ビーム撹乱膜ミサイルを時限自爆スイッチを入れて、武装コンテナ兼ブースターを切り離してブースターに暗証番号2887を打ち込み一気に空高く登る。

 次の瞬間、ブースターは強力なビーム・バリアが炸裂するとともにビーム撹乱膜と武装コンテナを爆発させ、ビーム・バリアが霧散する。ビームの出どころを見るとガルダ3機とクラップ級である。これを狙っていたのだ。キンバレー、評価を改めさせてもらおう。

『ビーム・バリアだと!』
 ブライトが叫ぶ。知らされていなかったのは明白だ。

「ブライト!コレが地球連邦政府の実態だ。話し合いをしようとしてもこういうことをする!ビーム・バリアで
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