23話
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かに異形であり、ノイエ・ジールの有線式クローに更に増えているのは馬鹿でかすぎるヒートソードに増設されたビーム撹乱膜ミサイル。
「有線式ビーム砲です。そしてヒートナタから作ったヒートソード。そして大型撹乱膜弾頭と一部は巨大なスーパーナパームです。」
ですって言われても。そんな急に言われてもな。
「うまく、俺が扱えると思うか?」
もうおもしろ機構は勘弁してくれよ。本当に腰部の3連式フレキシブルアームショットクローとか意味不明だし。
「大尉のニュータイプ能力は未知数ですからなんとも。しかし、特殊武装は飾りです。本命は操縦技術です。」
いや、そんなことを言われても俺は困るぞ。本当にこんなものを操縦しないといけないとか狂気の沙汰だぞ。
「いや、俺はニュータイプではない。ニュータイプならばもっと強くて、もっと綺麗な戦い方をしたはずだ。ニュータイプではない。」
俺は敵が見えるわけでもなければ未来予知も出来ないし電流も走らなければ、ニュータイプぽい事がない。ニュータイプだったらこんなに悩んでもいないだろう。
「だとしても、客観的にニュータイプに見えればニュータイプになります。人々はニュータイプに導かれるのを求めているのです。だから、マフティーにもニュータイプを求めています。マフティーはマフティー故にニュータイプにもならねばなりません。」
どういう理屈だそれ!?ニュータイプ神話が強すぎでは?
「しかし、それではニュータイプもマフティーも道化だよ。いや、最初からニュータイプもマフティーも道化でもあるが‥‥。」
何だこの整備士、ガンガン来る。困ったものだ。マフティーだからニュータイプにもなれって暴論中の暴論だろうに。
「マフティー、人々が望むモノが道化になるのならば、神すらも道化ですよ。ま、神がいらっしゃったらグリプス戦役を止めれたはずなのだからいないには違いないですがね。」
そう言う神はいないがこの世界を作った創造神はいるのは知ってるし、木星にヨシユキ・トミノやジム神様がいる可能性が高いしバイストン・ウェルが存在しうるのを知っている。全ては黒歴史に内包され、また全ては土に帰るのを知っている。
「いや、神はいるさ。いなきゃ俺が困る。」
そうだ。うまく行ったら木星の伝記を書いたヨシユキ・トミノを探そう。なにか知っているかもしれない。所詮は作中人物かもしれないがそれでも希望はまだある。待っていろトミノ。
「マフティーが神を信じているとはえらくセンチメンタリズムでナイーブな考え方だ。たしかに私も機体を組んでいるときは神に祈りますが。モスク・ハンとテム・レイという神にね。」
知らんがな、勝手に祈っておけば良いだろ。
「気に食わんな。名前は?」
人の神経を逆撫でさせるのが好きそうに見える。
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