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偽マフティーとなってしまった。
22話
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らワイヤーユニットをパージする。捕まえたのはペーネロペーだ!

「さよならだ!」
 最大速度をマークし、ジェガンたちは明後日の方向にバルカンを撃つ。残像に翻弄されている。しかし、その状態でもフルドドの主砲を大破させられたのだからあのジェガンの中身は一体?

「ペーネロペーを捕まえたから良しとするか。」
 圧倒的な加速だけが放つ暴力的なGに中身のエイムは気絶しているのか動きもしない。ニュータイプだろうと例え天パだろうと人はGには勝てないのだ。

 目を皿のようにして確認する。伏兵は居ないかどうか。もはやこの機体に残ったのはGディフェンサーとフルドドIIが2機分、足にはスペリオルガンダムの脚部ブースター、胸にはメガ粒子砲を彷彿とさせる飾りが付いている。背中のラックにはもうペーネロペーを固定してるワイヤーしか残っていない。

 アムロだったらもっと戦えただろう。後ろを見るとまだジェガンが追ってきている。ワイヤーを通したヒートクナイを投擲して相手をかわす。ワイヤーの間にはハンドグレネードを付けておいたので目眩ましぐらいにはなるだろう。マニピュレータについた60mmガトリングを撃ち、増加装甲をパージしてジェガンの邪魔をする。

「よく避ける!ニュータイプかあのジェガン!?」
 だが、こっちの速度が速いため、向こうは常に最高速度を出していたのだろう。SFSが煙を吹いて落ちていった。

「さよならジェガン。そして‥‥。」
 目の前に広がるジェガンやグスタフ・カールと戦う旧式たち。まだまだ狂気の戦いは終わらないようだ。

 オールチャンネルを入れて叫ぶ。
「マフティー・エリン!人の作った業なら人の作ったマフティー・エリンが救ってみせる!政府が政府として事をなさないのだからマフティーはマフティーとして求められ奉られる。破廉恥だと思わないのかお前と言うやつは!キンバレー!お前はなんの為に戦っている!」
 一気に頭に血が巡る。マフティーをしなければならないのはキンバレーお前のせいもある。人に敬意を払えないツケはお前を今、駆り立ててるだろう。



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