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偽マフティーとなってしまった。
9話
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それに口数も少なく、顔も美少年と来ている。モテるだろうなコイツ。宇宙晒し者の俺と違う。テレビでも見るか。

 カチリとテレビをつけるととんでもない事件が流れていた。
「ダバオのマフティー・ナビーユ・エリンと名乗る組織がマンハンターの刑務所を強襲しました。捕まえられていた人々が逃げ出しており、略奪が起きています。一部では暴徒化した市民がマンハンターの家族を殺していると‥‥。」
ブツリと画面は切り替わった。

「連邦政府閣僚各位に申し上げる。私がマフティー・エリンだ。」
先程のハイジャックが編集されて、電波ジャックされて流されていた。犯人はジャックに違いない。

 失敗をした。ジャックをマフティー性の抽象表現で刺激してしまったんだ。しかし、これでハサウェイはマフティーから外れるのだから皮肉なものである。

 従業員らに賠償金を支払って訳のわからない問答をしてる場面まで流れ始めたあたりでオエンベリ軍基地へと到着し、空を見ると秋のような気候なのに澄み渡り碧すぎる空が広がっていた。


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