8話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
湖をフラミンゴが飛び、フラミンゴが白鳥となり、宇宙に登り、月面都市フォン・ブラウンに姿を変える。ひどいメドレーだ。
目を覚ますとたったの十分後だ。神経が苛立って深く眠れないらしい。白鳥が飛ぶ夢を見たがジャックとのアヒルの子がそんなに意識残っていたのか?起き上がるとツヴァイがなにかさせて‥‥。
「もっと真剣に踊れ!マンハンターが!」
マンハンターの親玉がマンハンターの格好をしてかぼちゃを被ってるやつに銃で脅されながらマフティーダンスを踊っていた。この世に顕現した地獄の描写か?
「マフティー・ツヴァイ、何をしている?」
本当に何をしているんだお前。ギュネイみたいな声をした長官にマフティーダンスを踊らせるなよ。そのおっさんだって生きているんだぞ。
「マンハンターの親玉にわからせてるのさ、マンハンターに追われて血の味がするほど走るって感覚のやつをな。」
ふざけんなよ。マンハンター長官のハンドリー・ヨクサンに踊らせたら、更にダンスマフティーが加速するだろうが。もう十分にネットの晒し者なのにふざけてるのか貴様。
「やめろ。自ら踊るのではなく踊らされたマフティーダンスは、マフティー性に反する。ニュータイプで言うなら強化人間の様なものだ。どんなに安定していても過ぎたる力はその身を引き裂く。マンハンターの長官にマンハンターと同じことをして何になる?我々は地球連邦を狩るマンハンターか?批判しているのに同じことをするのは、それは良くない。大丈夫か?ハンドリー・ヨクサン。」
踊り疲れたヨクサンにさっきまで眠っていた時のブランケットを掛けた。
「マフティー・ドライ、ヨクサン長官は汗でべったりだ。シャワールームまでお連れしろ。くれぐれも丁重にな。敬意を払わねば敬意は払われない。マフティーであることを自覚しろ。しかし、ヨクサン長官、これだけは言っておく。マンハンターとして人々に敬意を払わなかったツケが回ってきただけだ。忘れるな。」
ハサウェイは少し苛ついてたようだが持ち直した。ふざけんなよ。環境テロリストでハサウェイと似たようなものだろうが、環境性の違いとマフティー性の違いでハサウェイにストレスを与えるな!天パ化したら殺されるのはこっちだぞ。
「では、お食事の時間だ。こちらはなに分、無骨なものでね。好きなのを選んでいいがフルーツはよしたほうが良い。連邦兵ですら吐き出す不味さだ。なぁ、ケネス大佐。」
ケネスに話しかけるついでに、ギギ・アンダルシアを監視する。またマフティーダンスを流されたのなら、たまったものではない。
「なんだね?これは。」「スポーツクラブのソイバー?」「生焼けのスコーンよりひどい。」「全粒粉の小麦とおからのクッキーバーかしら?」
次々に声が上がるが手当を受けた護衛やケネス大佐やハサウェイ、それに他
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ