5話
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んか?アイルランドにはジャック・オー・ランタンというかぼちゃの化け物がいます。それにコロニー落としの被害地域で、ダブリンから人々が逃げられなかったのは地球連邦政府が否定したのも要因です。そして、ジャック・オー・ランタンとはなにか説明しましょう。』
ホワイトボードに書かれるかぼちゃと満足そうにそれを描く教授。
『ジャック・オー・ランタンとは、生前に悪行を成した人生を送り、反省しないまま死んだ魂が死後の世界への立入禁止をされて、悪魔からもらった火種を入れたランタンを片手に持って彷徨っている悪霊の姿とされています。
違う説には悪賢い人間が悪魔を騙して、例え死のうが地獄には行かないという契約を結んだが、その肝心の死んだあとに、生前の悪行から天国へも行けず、悪魔との密約が発揮し地獄にも移住できず、安住の地を探して現世を彷徨っている姿だとも言われております。』
つまりと教授はホワイトボードを叩き、熱弁している。もうどうにでもしてくれという感じだ。ノストラダムスの予言を聞いている気分だ。
『連邦政府とジオン公国の要素を同時に入れた象徴がこのかぼちゃの仮面であり、死人の代弁者でランタンつまり明かりを持つ水先案内人なのです。そして、黒い全身タイツで死者とケルトの入れ墨を表しています。高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変にそういった表現をなさる。従って相当な学識を持つインテリゲンチャがマフティー・ナビーユ・エリンの正体だと思います。』
あながち間違ってない分析で終えるのはやめろよ。ハサウェイはインテリなんだから。なんで、そんなにアイルランドにこだわるんだ。アイルランドに親でも‥‥。
「うわっ。」
教授の名前を見たのだがジョージ・ジョンソンというらしく、明らかにイングランド系である。いやいや。
「時間を無駄にした。寝よう。」
やはり、インテリは暇なんだろう。暇じゃないならマフティー・ナビーユ・エリンでここまで語れないだろう。ふざけんなよ。俺がこんなに神経が苛立つのなら、ハサウェイはどうなっているんだろうか?
翌日、12時にブリーフィングに呼ばれると被る仮面が配られた。当然、俺はかぼちゃの仮面を拒否したが無理矢理被ると決められてしまって、行動部隊のマフティー・ナビーユ・エリンとして彼らを導いて行くらしい。何に導くと言うんだ。
紅茶を飲もうとアイスティーを作り、飲もうとストローを口に入れたところでドライに話しかけられ、ストローから口を離す。
「しかし、アインス。連邦政府がかぼちゃ狩り部隊を新設するそうだ。名前はウィッカーマン隊らしい。隊長は悪名高いエコーズから選ばれたニール・ニールセン少佐らしい。思想犯取締で死ぬほど恐れられてるらしいぜ。」
誰だよそいつはドライなんでそんなに嬉しそうなんだ。
「コレで、地球連邦政
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