第一章
[2]次話
首輪プレイには注意
主婦の居蔵真帆は夫の義明と円満な夫婦生活を楽しんでいる、それは昼だけでなく夜も同じことである。
茶色の髪を後ろで束ね額を出して大きなやや切れ長の二重の目と細長い眉に微笑んだ形のいい赤い唇と高い鼻を持っている。背は一六五程で見事な胸と尻を持っている。
夜は彼女は所謂マゾだった、それでその夜夫に黒の下着姿で言っていた。
「今日は首輪してね」
「奴隷になるんだな」
「ええ、ご主人様って呼んでいい?」
まだ服を着ている夫にせがんだ、夫は穏やかそうな長方形の顔で黒髪をセットしている。背は一七六程で痩せている。
「今夜は」
「昨日もだったじゃないか」
「今日もなのよ」
とろんとした目で言った。
「そう呼びたいのよ」
「それで奉仕するんだな」
「昨日はメイドでね」
メイド服まで着ていたのだ。
「それで今日はね」
「奴隷か」
「そうなりたいの。いいかしら」
「ああ、それじゃあな」
「首輪出してね」
「そうして奴隷になるんだな」
「ええ、お願いねご主人様」
夫の前に跪いて言った、そうしてだった。
真帆は実際にその夜は夫の奴隷となり奉仕して楽しんだ。朝は普通の夫婦になってそのうえで一緒に朝食を食べて夫を会社に送り出したが。
この日はパートもなく家でゆっくりしていた、そんな中でだ。
お昼に近所に住む妹の彩菜、姉に非常によく似た外見で髪の毛を波がかったパーマにしている主婦の彼女がケーキを持ってきて一緒に食べようと言って家に来たが。
その彼女がだ、目が点になって言ってきた。
「お姉ちゃん何?」
「何って?」
「首よ、首」
真帆のマンションの部屋の扉の所で出迎えた姉に自分の指を指差して言った。
「何それ」
「何って何もないわよ」
「何もあるから言うのよ」
これが妹の反論だった。
「首輪してるじゃない」
「あっ、これは」
言われてはじめて気付いた、確かにだ。
真帆は今首輪をしていた、触れば実際にあった。
「昨日の夜の」
「まさか義明さんと」
「ま、まあちょっとね」
今度はバツが悪そうに言った。
「昨日はね」
「詳しい話はあとよ、兎に角外して」
首輪をというのだ。
「ケーキ食べながらね」
「お茶も出して」
「お話しましょう」
「ええ」
妹の言葉に頷いて首輪を外してだった。
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