第二章
[8]前話
大学を卒業してOLになっていた愛海は妹が美大に合格したと聞いて驚いた。
「嘘、ずっとあの絵なのに」
「凄い絵、独創的で独自の世界がある絵って言われてなの」
妹は姉に笑顔で話した。
「それでなの」
「合格したの」
「そうなの、中学でも高校でもね」
「あんたいつもコンクールに参加して」
「凄い絵って言われてたわね」
「そうだったわね、何でかずっとわからなかったけれど」
姉としてはだ。
「そうした絵もなの」
「そうなの、評価されてるの」
「凄い、独創的だって」
「芸術だってね」
「そうなのね、芸術は一つじゃなくて」
愛海は自分が好きな絵、画家で言うとヒロ=ヤマガタを思い出しつつ話した。
「色々あるのね」
「私の芸術はそのうちの一つで」
そうであってというのだ。
「評価されてるの、絵が描けることも嬉しいし」
「そのこと自体も」
「評価もされてるし」
「嬉しいのね」
「だからね」
それでというのだ。
「美大でもね」
「描いていくのね」
「そうするわ」
笑顔で言ってだった。
雅美は美大でも描いていきやがて有名な画家そしてイラストレーターとして知られる様になった。その極めて独特かつ独創的なタッチが評価された、その整った外見もまた評判でありそちらでも人気だった。
可愛い女の子が描いた絵 完
2024・4・25
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