暁 〜小説投稿サイト〜
私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
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興味持っててくれたん?」
「興味ってー まぁ 気にはなってた いつからだろう 覚えていない 気がついたら・・でも、ず〜ぅっと 前にも会っていたようなー やっと 会えたんだって気になってー」
「あっ マオも・・・ 昔かなー もっと前から知っていたような気がしていた 結ばれていたんかなぁー」
そんな話ばっかりで、一緒に帰ってきたんだけど、電車の中でも別に話すでも無しに・・・。次に会う約束も無く、駅で別れてきた。彼は「さよなら」と、言って、さっさと坂道を上って行くのだ。
私は、拍子抜けしていた。もっと、何で私?って聞いた時に ずぅ〜っと好きだったからとか 激しい言葉を期待してたのにー 何を聞いても、途中までの中途半端な答え なんか イメージと違うなぁー あの人 それに、どうして、次会う約束も無いのよー それに、連絡先も交換しなかった!
あの人も会って話をしてみて、私なんか ダメだ つまんない女と思ったのかしらー 振られたの? 私って 嫌よ! そんなのって 今まで、告られても、他の男の子には見向きもしなかった私なのに・・・なんなの あいつ だけど、前にも会って居るような・・・前から知っている様なのだけど・・・思い出せない。最初見た時 懐かしいような感じもしたのだ。
夕方暗くなって、姉ちゃんが帰って来て、買ってきたものを着て、お母さんと私の前で
「どう 可愛いでしょー 京都まで出ると、やっぱり おしゃれなものがあるわー これ着て 明日 USJに行くのー」と、本人はご満悦だった。7分袖でウエストがリボンになっていて薄いブルーの縦ストライブで膝上のAラインのワンピース。確かに、可愛い。洋服だけは・・・。姉ちゃん、高校生の割には、アイシャドーなんかもリップも濃ぉーすぎるんちゃう・・・。聞かないけれど、この調子じゃぁ、たぶん史也君とデートなんだろう。そして、又、お母さんにお小遣いをねだっていたみたい。いくらなんでも私はイラッときていた。
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