第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第四章 クリスマスの夜に…
第29話 クリスマスMob
[3/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
するつもりだったんだよ。…あと方法に関しての説明、凄くザツじゃないか……『邪魔しない』って言ったのに邪魔したら、それはそれで問題になりそうだぞ?」
「……そこは、シュー助が考えてくレ……」
考えてないんかい!! ……と、突っ込みたい気持ちをグッと抑える。
最後の所はとにかく、今の所それしか案が思い浮かばないな。とりあえず、やってみよう……もし上手くいかなかったら、その時考えればいいや…
「とりあえず、その案で行くか……シリカも良いか?」
「はい、大丈夫です。あたしもキリトさんに死んでほしく無いので、出来ることがあるなら精一杯頑張ります!」
「よし! なら、今作戦を考えたんだけど、こんなのはどうだ?」
俺はシリカとアルゴに、とっさに思いついた作戦を説明した。
========================
「あそこか、キリトが泊まっている宿は…」
「はい。アルゴさんの言う情報だと、あそこで間違いないです」
俺とシリカは作戦の為、アルゴから聞いたキリトの泊まっている宿の前に来ていた。
『聞いた』というのは、現在俺たちと一緒にアルゴがいないからだ。
アルゴには作戦を言った後に、俺がこんな事を言って他の事をしてもらってる。
『アルゴ、この事は俺たちに任せろ。お前には俺の自分ごとになるけど、別にお願いしたい事があるんだ』
『…そりゃあ、作戦が上手くいくなら頼まれても良いガ……いったいどんなお願いダ?』
『実は………』と、俺がシリカに聞こえないように、アルゴの耳元で話す。
するとアルゴはニヤー、と笑って、
『へ〜、なるほどネ〜。分かったヨ。シュー助のお願いを受ける事にするヨ……ただし、キリ坊の事は頼んダゾ』
と言ってきたので、『ありがとう。キリトのことは任せろ』と言い返しておいた。
その間シリカは何のことだか分からずに、少し不機嫌そうだった。
……もしかして、俺がアルゴに近くで話してたから不機嫌なのかな?
なんていう事を考えながら、アルゴと離れるとシリカが不機嫌そうな声で、俺に聞いてきた。
『…アルゴさんと何を話してたんですか? それも、あんなに近づいて』
『シリカに関係ある事だよ。近づいてたのは、シリカにはまだ知られる訳にはいかないからだよ』
嘘はついてない、これは本当の事だ。
するとシリカも俺の言葉を聞いて、諦めて待つことにしたらしい。
『分かりました、シュウさんを信じることにします。でも、後でちゃんと教えて下さいね』
『ああ』
という会話をシリカとしたのが、約5分前くらいだ。
そんな事を思い出しながら、キリトが宿から出てくるまでの間に俺たちも用意をし始める。
「シリカ、何か《隠蔽》スキルの向上の装備、持ってるか?」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ