第28話
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よ、アーロン!!」
女性の声がその場に響いた後アーロンの傍に現れた光の球体が黒髪の女性の東方人の姿になった。
「な―――――オ、オフクロ………ッ!?一体何がどうなっていやがる……何でガキの頃に亡くなったオフクロが……”俺自身”の中に……!?」
東方人の女性――――――アーロンが幼い頃亡くなったアーロンの母、ユエファ・ウェイの登場に絶句したアーロンは信じられない表情でユエファを見つめて声を上げた。
「フフッ、貴方とマティに看取られる時にも言ったでしょう?――――――『いつまでも貴方達を見守っている』って。幼い頃から大切な息子をずっと苦しめ続けてきた大昔の怨霊には、私も貴方の母として決着をつけたい気持ちは貴方と同じよ。」
微笑みながらアーロンにウインクをして答えたユエファは自身の武装である二つの鉄扇を両手に構え
「先に言っておくけど私の事は心配無用よ。貴方も知っているように私は煌都一の役者にして踊り子よ。”大昔の怨霊の動き程度”、私からすれば止まって見える程遅すぎるわ。」
「……クク、やっぱ”母ちゃん”は最高の母親だぜ!!」
口元に笑みを浮かべて自分の事は心配無用であると告げたユエファの言葉に冷や汗をかいて表情を引き攣らせたアーロンは気を取り直すと不敵な笑みを浮かべて幼い頃に呼んでいた母への呼び方でユエファを呼んだ後全身に闘気を纏って大君を睨んだ。
「あーろん……うぇい……”我”ヲ継ギシ……当代ヨ……宿星ヲ受ケ入レ―――――煌都ニ”裁キ”ヲ――――――!!」
するとその時大君はアーロンを睨んで命令し
「サポートは私に任せて貴方は思いっきりやりなさい、アーロン!!」
「おうよっ!ッッおおおおおおおおおおッ――――――!!」
ユエファの言葉に力強く答えたアーロンは咆哮を上げながら大君へと向かい、ユエファと共に大君との決戦を開始した!
「らあああっ!百華斬!!」
「グッ!?ヌゥンッ!」
「!!」
先制攻撃に怒涛の連続攻撃を大君に叩き込んだアーロンは反撃に大君が振るった拳を側面に跳躍して回避した。
「ザイファ駆動―――――アビスフレイム!!」
「ヌウッ!?死ネッ!!」
そこにオーブメントの駆動を終えたユエファが敵の足元から赤黒い炎を燃え上がらせて攻撃するアーツを発動して追撃し、ユエファの追撃で更なるダメージを受けた大君は反撃にユエファ目掛けてクラフト―――――煌龍気を放った。
「遅いわよ――――――燃えなさいっ!!」
対するユエファは軽やかに回避した後反撃に炎を纏った扇を二連続で放つクラフト―――――双炎旋風を放って大君に更なるダメージを与え
「そらっ!鷹爪脚!!」
「ヌウッ!?」
ユエファの反撃に大君
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