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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第134話 3つの戦い!旧魔王派の新たな力!
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止めなさい!」
「お前は……ふん、セラフォルーの妹か」


 そして再び苦しめてやろうと近づくが何者かが乱入してカトレアに立ちふさがった。それはソーナとその眷属たちだった。


「か、会長!拙いですよ!?この女はカトレア・レヴィアタンです!以前セラフォルー様にやられたとはいえ俺達が勝てる相手じゃありません!」
「それでもこの方々を見捨てる訳にはいきません」
「どうしてですか!こいつらの中には前に会長を侮辱した奴だっているんですよ!?」
「匙、それとこれは話は別です。そんな理由で目の前の悪を見過ごした私達に学校を作って人に何かを教えるなんて資格はありません」


 匙はソーナに逃げようというが彼女は若手の悪魔として重鎮たちが殺されかけているのを見過ごせないと返した。


「貴方達は逃げなさい、私の我儘で貴方たちまで危険な目にあう必要はありません」
「……そりゃ水臭いってもんですよ、会長」
「私達は私達の意思で貴女の眷属になりました、死ぬ時も共にあります」
「そうですよ!会長一人残して逃げたりなんてしません!」
「匙、椿姫、皆……ありがとう……」


 ソーナは眷属に逃げろと言うが眷属は誰一人として逃げようとしなかった。そんな眷属を見てソーナは苦笑するが同時に誇らしくも思っていた。


「お涙頂戴の友情劇はもうお終いかしら?蛮勇と勇気は違うのよ、貴方達は必ず後悔しながら地獄に落ちる事になるわね」


 カトレアはそんなソーナ達をあざ笑うと黒い炎を上空に集め出した。


「まとめて灰燼に帰すといいわ……大炎戒・炎帝!!」


 まるで黒い太陽のように纏まった炎は一直線にソーナ達に向かっていった。


「氷龍・青桜」


 だがソーナ達に直撃する前に氷でできた龍が6体飛んできてソーナ達の前で合体して巨大な氷の桜に変化した。


 その青い桜は黒い太陽とぶつかり共に消滅する。ソーナ達には怪我は一切なかった。


「今の氷はまさか……」
「待たせてごめんね、ソーナちゃん」


 ソーナが今の氷を放った人物を察すると同時に、上空から聞き覚えのある声が聞こえてきた。それはソーナの姉であるセラフォルーだった。


「ソーナちゃん、どうして逃げなかったの?殺されるって分かってたでしょ?」
「はい、仰る通りです。でも若手として重鎮の方々が殺されるのを黙ってみてられなかったんです……」
「……ふふっ、ソーナちゃんは相変わらずだね。でもそんなソーナちゃんが私は大好きだよ」


 落ち込むソーナにセラフォルーが笑みを浮かべて頭を撫でた。セラフォルーはソーナが重鎮に恩を着せようとして助けようとしたのではなく、純粋な正義感で動いたと分かっていたからだ。


「ほらよ」
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