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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
二十九話〜決戦――ゆりかご
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れている私にバインドをかけ、彼女は飛び去って行った。


side ヴィータ


「これなら余裕だな」
「気を抜くな。まだ仕掛けて来るかも知れんぞ」
「んなことねー「ヴィータ!!」えっ?」


突然士郎があたしに剣を投げてきた。
その剣はあたしに投げられたものではなかった。
あたしの頭を越え、後ろにいた何かに突き刺さる。
その後ろにいたナニカは………


「こいつは………!」


あのときなのはを襲い、撃墜したアンノウンだった。


「許さねえ、許さねええええっ!!」
「落ち着け!目的を忘れるな!!」


士郎がナニカをイッテいる。ダケドソンナコトハカンケイナイ。
壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊すコワスコワスコワスコワス壊す壊す壊す壊すコワスコワスコワスコワス壊す壊す壊す壊す!!!
一体残らずぶち壊してやる!!


「ヴィータ!!」
「うるせぇ!!」


何も聞こえない。あたしを支配するのは憎悪。ただこいつらを叩き潰すことだけ。


天の鎖(エルキドゥ)!!」
「!?」


ナニカに捕らわれた。動きが取れない。暴れるあたしの耳に力強い声が響いた。



「―――鶴翼、欠落ヲ不ラズ(しんぎ むけつにしてばんじゃく )


あたしは前を見た。白と黒の双剣が空中を舞っていた。


「―――心技、泰山ニ至リ(ちから やまをぬき)


その光景に思わず息を呑む。双剣は2組に増えた。


「―――心技 黄河ヲ渡ル(つるぎ みずをわかつ)


剣を投げた男を見る。その手には3組目の双剣が。


「 ―――唯名 別天ニ納メ。(せいめい りきゅうにとどき)


それを投げた彼の手に現れた4組目の剣。その刀身が見る見るうちに肥大化する。


「 ―――両雄、共ニ命ヲ別ツ……!(われら ともにてんをいだかず)


彼は両手を広げ、駆ける。そして、双剣の投擲により中央に集められていたアンノウンが………その手の剣により10体ほど破壊された。そして、彼は一言呟いた。


壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)


その一言が放たれると、アンノウンを囲んでいた3組の双剣が一斉に爆発する。
煙が張れると、30は居たであろうアンノウンが一体残らず残骸と化していた。


「…………」


あたしはただ呆然とその光景を眺める。と、拘束が解除された。


「落ち着いたか?」


彼、士郎に声をかけられた。


「あ、ああ……………」
「では行くぞ。駆動炉の破壊は君の仕事。それまでは力とカートリッジは温存してくれよ」


それだけ言うと、再び彼は駆けていく。あたしもその
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