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インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
初訓練
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用機2名相手に楽勝ち。

「さて、これで諸君にもIS学園教員の実力は理解できただろう。以後は敬意を持って接するように」

 特に射撃型は大事だろう。格闘は織斑、射撃は山田ってか?

「専用機持ちは織斑、風宮、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒ、凰だな。では6〜7人グループになって実習を行う。各グループリーダーは専用機持ちがやること。いいな? では分かれろ」

 織斑先生の言葉ですぐに女子たちが分散される。

「うん。俺がどれだけ人気がないか改めて認識させられたよ」

 そう。俺のところに来たのは本音と鷹月だけだった。

「ちなみに私たちはここのグループなんだよ〜」
「あ、うん。別にそんなことを言われても、反応しづらいだけだから」

 むしろ、もうこのままでいいやとすら思える。
 結局呆れた織斑先生の指示で全員が即座に移動し、すぐに収まった。約数名がぶつくさと文句を言ってくる。

「はいはい。そんなに俺とするのが嫌ならさっさと終わらせようぜ」

 俺はそう言いながらリヴァイヴを運んできた。
 すると、さっきまで一夏と篠ノ之のやり取りを見ていた谷本が質問してきた。

「風宮くんも、胸は大きい方がいいの?」
「う〜ん」

 ちなみに今は(順番は適当なので)谷本なのだが、なんと答えればいいのかわからないのでありのまま答えた。

「個人的にはそれは気にしないかな。まぁ、生まれてくる子供のことを考えたらある程度はあってくれたほうがいいんだろうけど。あ、豊乳手術とかはナシの方がいいな。やっぱりオリジナルの方がいいと思う」

 これはあくまでも持論だしな。
 すると、全員が思うところがあるのか、自分の視線を落としていた。

「さて、訓練を始めるか」

 この時、どういうことかスムーズに終わった。………そんなに俺とは嫌か?





 ■■■





「では午前の実習はここまでだ。午後は今日使った訓練機の整備を行うので、各人格納庫で判別に集合すること。専用機持ちは訓練機と自機の両方を見るように。では解散!」

 その声を合図に全員が移動を開始する。昼休みでもあるために食堂派の人々は急いでいた。
 ちなみに俺は普通にこういう日は購買で買い物を済ませている。腐らないようにちゃんと工夫済みだ。

「あ、祐人。お昼一緒にどうだ?」

 単独で取ろうとしたら後ろから声をかけられた。

「悪い。俺はパス」

 そう言ってぶらりとベンチを探す。後ろから「最近付き合い悪いぞ!」とか叫んでいる馬鹿がいるが―――お前のせいだと言っておく。

「か、ざ、み〜ん!」

 本音が後ろから俺の背中に飛び乗った。

「本音。はしたないぞ。少しは女として自覚を持ちなさい」

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