暁 〜小説投稿サイト〜
星河の覇皇
第八十六部第二章 教育改革その二十三

[8]前話 [2]次話
「比較的容易にな、だがだ」
「指導力については」
「容易に備わらないですね」
「政治家になろうとも」
「それでも」
「軍隊ではそれは学べる」
 この組織ではというのだ。
「士官教育では尚更な」
「士官は部下を率います」
「そうして動かします」
「それで人の指導の仕方も学びますね」
「それも確かに」
「武かは組織の中でも動くが」 
 それでもというのだ。
「やはりな」
「指導を学ぶ」
「そのノウハウを」
「それが出来るのは軍隊ですね」
「あの組織ですね」
「警察もそうした組織だが」
 元々警察は軍隊から派生した部分がある、ナチス=ドイツでは警察にも軍隊式の階級が導入されていた程だ。
「その警察以上にだ」
「軍隊では学べますね」
「人を指導する方法が」
「そうした組織ですね」
「大統領はその軍隊におられた」
 若き日の彼はというのだ。
「下士官候補生から入隊されてな」
「高校を卒業してすぐに」
「そして二年で下士官になられ」
「四年で士官になられましたね」
「軍隊の中で」
「士官学校卒業でも大学卒業でもないが」
 そこからすぐに士官になっていないがというのだ。
「確かにだ」
「士官教育を受けられ」
「そこで指導も学ばれた」
「それで、ですね」
「指導力を備えておられますね」
「そこから学ばれ」
 そしてというのだ。
「さらにだ」
「左様ですね」
「軍を退役されて政治家になられ」
「その間に一般企業に就職されて大学にも通われ」
 夜間大学で学んでいた、所謂苦学生だったのだ。
「そしてでしたね」
「今に至りますね」
「中央政府大統領になられましたね」
「結構様々なことがあった経歴だが」
 それでもというのだ。
「その中でだ」
「学ばれて」
「それで、ですね」
「あの指導力を備えられた」
「左様ですね」
「それがあの方だ」
 キロモト、彼だというのだ。
「指導力は確かだ」
「その方が調停者であられ」
「話をまとめられるので」
「この度はですね」
「よい政策が出ますね」
「国家元首は指導力が必須でだ」
 そしてというのだ。
「その能力が高ければ高い程だ」
「いいですね」
「国をまとめることが出来て」
「そして政策もですね」
「まとめられる、ただ私はどうもな」
 ガラサはここで自分の話をした。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ