第23話
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めさせるか悲鳴をあげたりしていた。一方アーロンはヴィオーラとアレクサンドルの武装を目にした後死んだ仲間達の遺体の損傷具合を思い返した。
「……そうか、テメェらが………テメェらの仕業なんだな……?……レイ達をあんな風にしたのは………それに姉貴もレイ達のようにしようとしやがったんだな……?」
「ああ、癪だけどあんたの化物姉はあたしらも退かざるを得なかったけど、他はザコばっかりだったよ。」
アーロンの問いかけに対してヴィオーラは嘲笑しながら答え
「ッオオオオオオオ……!!」
ヴィオーラの言葉を聞いたアーロンは全身に凄まじい闘気と殺気を纏って咆哮を上げた。
「……!よせ!」
「くたばれええええええっ!!!」
そしてアーロンはヴァンの制止の声を無視して二人に襲い掛かろうとしたが
「甘いね―――――!」
「ッッ!?」
ヴィオーラが放った矢によって足を止められると共に武器を弾き飛ばされ
「隙だらけだ。」
「かはっ……!」
更にアレクサンドルによる強烈な一撃を受けて吹き飛び、地面に叩きつけられた。
「アーロンさん……!」
地面に叩きつけられたアーロンを目にしたアニエスはアーロンに駆け寄って手当てを始め
「話には聞いて予想はできていたがやはり、短針銃か……エグいのを使ってやがるな。そっちのアンタは軍隊上がりか?」
「ハッ……」
「フ……そちらも齧っているのは”東方武術だけではないな?”」
ヴァンの問いかけに対してヴィオーラが鼻を鳴らしている中、アレクサンドルは僅かに興味ありげな様子でヴァンに問いかけた。
「さあてね。(どちらも達人クラスか……だが幸いにも今この場には”氷の乙女”達がいる。”氷の乙女”達と連携して、奴等を――――――)」
「フフ、アンタらを始末するのは”指示”には入ってないからね。そいつらの始末はしたい所ではあるけど………そいつらの始末の為だけに”氷の乙女”と”蒼の騎士”相手にここでやり合うのは割に合わないから、この場は見逃してあげるよ。」
「明日からの黒月との決戦の前に煌都から去るといい。昨夜の者達やその者達の仲間達のような血と肉塊に変えられたくなければな。」
ヴァンが二人への対処を考えているとヴィオーラは半グレ達やクレア達に視線を向けた後この場での戦闘はしない事を口にし、アレクサンドルは警告をした。
「待ち……やがれ………」
「駄目です、アーロンさん!」
するとその時アーロンは立ち上がり、それを見たアニエスは心配そうな表情で制止しようとした。
「俺は……アイツら……を……ぐふっ……」
ヴィオーラとアレクサンド
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