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ホスト遊びは要注意
第二章

[8]前話
「ホストの人に貢いで」
「何億も溶かすのは駄目ですね」
「それも遊びですよね」
「はい、ホスト遊びという言葉もある通り」
 敦子はまさにと答えた。
「その通りです」
「遊びに溺れてですね」
「そうなったのです」
「遊びは遊びで割り切らないと駄目ですね」
「ホストの人にいいことを言われてその人の外見がよくても」
「そうですよね」
「それがわからないと」
 遊びであることをというのだ。
「その様になります」
「何億も溶かしますか」
「お母さんの遺産を、しかも」
「お金欲しさに窃盗もですね」
「やります」
「それは本当に駄目ですね、私もホストクラブに入ったことありますけど」
 美羽は自分のことも話した。
「大学時代の友達と一緒にものは試しで」
「それでどうでした?」
「私も友達も肌に合わなくて」
 そう感じてというのだ。
「すぐに帰ってそれで」
「行っていないですか」
「このお店じゃないですが」
 その店の入り口を見つつ話した、ネオンで光っていて看板ホスト達の決めた顔のパネルが幾つもある。
「行ったことがあります」
「私もです。ですがやはり遊びで」
「程々ですね」
「そうであることです」
「やっぱりそうですね」
「はい、遊びは溺れては駄目で」
 そうしたものでというのだ。
「ホスト遊びもです」
「同じですね」
「そうです、ではこれで」
「帰りますか」
「また明日お仕事ですし」
「帰って寝ましょう」
「そうしましょう」
 こうした話をしてだった、二人で駅まで帰った。そうしてそこで別れてそれぞれの家に帰って風呂に入って寝て次の日仕事に行ったのだった。


ホスト遊びは要注意   完


                    2024・3・25
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