第二章
[8]前話
「そうね」
「だからね、どうかしら」
「それがいいわね、じゃあね」
「ええ、半ズボンとかスパッツ穿きましょう」
「スカートの下にね」
こう話して二人は早速だった。
スカートの下にアンダースコートの様に体育の時に穿く半ズボンを穿いた、それは膝までのものでなく短い太腿が見えるものだったが。
それでも下着は隠せた、それで二人は穿いたが周りもだった。
誰もがそうする様になった、スカートの下に半ズボンやスパッツを穿いた。すると撮られても大丈夫になり。
「撮る方もね」
「聞かなくなったわね」
奈津子とターニャは自分達が暮らしている学園の寮の中で話した。
「皆スカートの下に半ズボンやスパッツ穿く様になったら」
「そうしたらね」
「あれね」
ターニャは言った。
「撮っても下着やその中身じゃないなら」
「面白くないから」
「だからね」
その為にというのだ。
「撮らなくなったのよ」
「そういうことね」
「撮っても下着とかじゃないなら」
「それがわかったら」
「隠し撮りもいなくなるわ」
こう奈津子に話した。
「そういうことよ、ただね」
「ただ?」
「油断したら」
その時はというのだ。
「またね」
「隠し撮りが出るのね」
「そうなるわ、だから注意はね」
それはというのだ。
「これからもね」
「していくことね」
「隠し撮りされない様にね」
こう言うのだった、そしてだった。
二人も周りも半ズボンやスパッツを穿き続けた、そうして隠し撮り対策をしていった。そうした者達がいなくなっても警戒は必要でそうしていってだった。
八条学園の周りに隠し撮りはいないままだった、だが油断はしなかった。彼等は何時出て来るかわからないとわかっていたからこそ。
隠し撮り対策 完
2024・3・21
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