第二章
[8]前話
「そして制服は」
「そちらですか」
「メイクも。恰好いいと思いまして」
「先輩の感覚ですか」
「まるでパリのファッションショーの様な」
そうしたというのだ。
「斬新さを感じて」
「それで、ですか」
「着ています」
「確かに斬新ですね」
カトリーヌも否定しなかった。
「日本では昔のものでも」
「そうですね、飛んでいますね」
「かなり」
「一目見て心を奪われたので」
それでというのだ。
「制服に選びました」
「そうですか」
「はい、そうなのです」
「あのね」
ここで連絡をした先輩がカトリーヌに言ってきた。
「マリーちゃん誰にも優しくて課外ではボランティアもしているのよ」
「そうなんですか」
「熱心にね」
「そうですか」
「本当にこんないい娘いないから」
彼女を知っているもの全てが言う様にというのだ。
「安心してね」
「悪魔じゃなくて天使ですか」
「ええ」
その通りだというのだ。
「本当にね」
「実はそうなんですね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「安心してね」
「そうしてですか」
「お付き合いしてね」
「わかりました」
カトリーヌは先輩の言葉に頷いた、そしてマリーとの交流をボランティアにも参加して進めてみるとだった。
彼女は実際に非常に性格がよかった、穏やかで礼儀正しいだけでなく清らかで公平だった。それで彼女を知らない者に話した。
「あんないい人いないから」
「そうなの」
「外見だけなの」
「そうよ、外見で人を判断したらいけないわ」
そのファッションでとだ、こう言うのだった。そして彼女と先輩後輩という間柄の友人同士として交流してだった。
いつも幸せな気持ちになった、そのうえで彼女を本当に天使の様に思うのだった。
悪魔と思ったら天使だった 完
2024・3・20
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