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子供の夜泣き
第二章

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「朝になったらカーテンを開いてか」
「夜はお部屋を暗くしてね」
「昼と夜をはっきりさせるといいんだな」
「私達その辺り曖昧だったわね」
「家にいても昼カーテンしたりな」
「夜遅くまで灯を点けてたり」
「それがよくなかったな」
「あとお昼寝が多かったから」
 秀征のそれがというのだ。
「夜起きてたのね」
「じゃあ昼寝は程々だな」
「しっかり体力使ってもらって」
「夜によく寝てもらうか」
「そうしたらいいのね」
「そうだな」
「それに」
 妻は夫と共に夜泣き対策の本を読みつつ話した。
「お部屋の温度や湿度は一定に」
「適度にな」
「することね」
「あと抱っこやミルクもね」
「あげたりしてな」
「おむつの交換もね」
 これもというのだ。
「ちゃんとね」
「まめにするな」
「穏やかな音楽も聴かせてあげてね」
「やっていくといいな」
「ええ、それじゃあね」
「秀征にはな」
「そうしてやっていきましょう」
「これからはな」 
 夫婦で話した、すると秀征の夜泣きは激減し夫婦は夜普通に寝られる様になった。それで夫は妻に言った。
「育児も勉強しないとな」
「駄目よね」
「夜泣きのことでもな」
「本当にそうね」
「それで努力したらな」
 そうすえばというのだ。
「秀征も育つし」
「私達も困らないわね」
「そう思うとな」
「育児も努力ね」
「ちゃんと勉強してな」
「やっていくものね」
「そうだよな」
 二人で秀征のおむつを換えながら話した、それを交換してお尻を拭くと息子は夜泣きしなかった。それで二人はこれからもと決意して何かと注意していった。そうして秀征の夜泣きの時期を無事乗り切り次の育児の段階に入ってそちらも努力したのだった。


子供の夜泣き   完


                     2024・3・19
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