第18話
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なかったわね。」
「この煌都で活動している”エースキラー”の関係者は5人なんだが……その内の2人は”北の猟兵”の生き残りの連中でな。どうやら連中の一部が”エースキラー”の応援要請に応えて煌都に訪れて”エースキラー”に協力しているとのことだ。」
「その口ぶりだと、実際に連中と話をしたのか?」
アニエスの質問を聞いたハルは目を丸くし、ジャックの説明を聞いてある事に気づいたヴァンはジャックに訊ねた。
「ああ。連中も煌都は初めてだろうに、お仲間である諜報が専門の”鉄血”の”子供”から予め煌都について聞いていたのか、俺とハルの事も知っていた上で接触してきたんだよ。」
「えっ!『鉄血の子供』ってまさか………」
ジャックの話から出て来たある言葉を聞いたアニエスは声を上げた後驚きの表情を浮かべ
「ええ――――――”鉄血の子供達”の一人であるあの”氷の乙女”も”エースキラー”の一員として、現在この煌都で捜査活動をしているのよ。」
「”鉄血の子供達”………その人達って確か3年前の大戦を勃発させた主犯の………」
「ああ。”鉄血の子供達”。その優れた政策を打ち出すズバ抜けた政治手腕と実行力によって当時のエレボニアの領土を拡大し、貴族達から既得権益を奪って庶民に開放する『革新派』の中心人物でもあった”怪物”とも称されたエレボニアのかの宰相――――――”鉄血宰相”ギリアス・オズボーンが各地で優れた若者を集めて結成した直属の部下達の事だ。……しかし、何で”鉄血の子供達”――――――エレボニア王国の関係者まで”エースキラー”の一員なんだ?”エースキラー”はメンフィルとクロスベルによる合同捜査隊だろう?」
ハルの話から出て来たある言葉に心当たりがあって真剣な表情を浮かべたフェリに説明をしたヴァンは眉を顰めて疑問を口にした。
「何でも1年半前の『ヘイムダル決起』の件をメンフィル帝国がエレボニアに対してお咎めなしにした事の”罪滅ぼし”や事件解決に協力した件の”恩返し”として”アルマータ”を危険視したメンフィル帝国が本格的に撲滅に向けてクロスベル帝国と協力しての”合同捜査隊”を結成する際にエレボニアも対価無しの協力を申し出たとの事だ。」
「そのような理由が………」
「なるほどな……ってことは、アーロンという若造に”格上”と認めさせたという”泰斗流”の使い手はログナー侯爵家の女当主か。」
ジャックの話を聞いたアニエスは目を丸くし、ヴァンは頷いた後ある出来事で出て来た人物の推測を二人に確認した。
「うん。で、最後の一人はよりにもよってあの”蒼の騎士”だよ。」
「なるほどな……”氷の乙女(アイスメイデン
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