第18話
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けど。」
ヴァン達を席に案内したウェイトレス――――――ハル・コールマンは自己紹介をした。
「アニエス・クローデルと申します。まだ学生ですが、訳あってヴァンさんのお仕事を手伝わせていただいています。」
「えと、フェリーダ・アルファイドです。ヴァンさんへの恩返しと修行の一環として”あるばいと”をさせてもらってます。」
「ふふっ、よろしくね!どこでこんな可愛い助手を見つけたの?」
「ま、色々あってな。それよりお前さんの”相棒”はどうした?聞きたい事があるんだが遂にくたばったか?」
ハルの質問に答えたヴァンはある人物の事を訊ねた。
「そこでくたばってるよ。」
ヴァンの質問に答えたハルはカウンターにうつぶせになっている金髪の男に視線を向けた。
「誰がくたばってるだぁ……?二日酔いってだけだっつーの……」
視線を向けられた男はダルそうな様子で答えた後立ち上がってヴァン達の席に座ってヴァン達と対峙した。
「2年ぶりくらいか。」
「直接会うのはな。」
「にしても美少女二人も助手に雇うとは、お前も偉くなったモンだなぁ〜。」
「言ってろ。」
「俺はジャック・トレバー。ここらのカジノでは知らねえヤツがいねぇ凄腕のギャンブラーだ、よろしくな。」
ヴァンとの再会の挨拶をした男――――――ジャック・トレバーはアニエス達に自己紹介をした。
「よ、よろしくお願いします。」
「スゴ腕のギャンブラー……」
「ホラ吹いてるようにしか見えねぇだろうが一応は本当だ。そこのハルと二人で、その界隈じゃ結構知られてるコンビでな。」
戸惑っているアニエスと目を丸くしているフェリにヴァンはジャックとハルの事を説明した。
「わぁ……ずいぶん歳の離れたコンビですっ。」
ヴァンの話を聞いたフェリは興味ありげな表情でジャックとハルを見つめた。
「コンビを組んだつもりはねぇんだが……」
「なにか言った?」
「あはは……」
疲れた表情で呟いたジャックを睨んでいるハルの様子を見たアニエスは苦笑を浮かべた。
「ちなみに、二人はあちこちのカジノに出向くことが多いのもあって――――――裏で”情報屋”もやっている。」
「あくまで副業だがな。」
「それを言うなら、ジャックの本業は無職になるじゃない。」
「俺にはギャンブラーという立派な本業がだな……」
「はいはい。それでヴァン、何が聞きたいの?」
自分のからかいに対して腕を組んで答えたジャックの言葉を軽く流したハルはヴァンに目的を訊ねた。
「アーロン・ウェイという若造について詳しく教えてくれ。2年前も小耳に挟んだことはあったが今じゃ相当有名人らしいな?」
「あい
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