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星河の覇皇
第八十六部第一章 貴族達の嘲笑その四十八

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「政治的野心を持ってだ」
「そこからですね」
「エウロパを牛耳ってですね」
「そのうえで、ですね」
「思いのままに操ろうとする勢力なぞ」
「許してはいけない、しかし思うことは」
 このことはというと。
「世の中何時でもだ」
「そうした連中はいますね」
「おかしな連中が」
「左様ですね」
「そうだ、そうした連中こそだ」
 まさにというのだ。
「警戒すべきだ」
「エウロパにとって」
「連合も脅威ですが」
「そうした勢力も脅威ですね」
「内にあるものも」
「内憂外患だ」
 カミュはこの言葉も出した。
「国は外に問題もあればだ」
「内もですね」
「問題がありますね」
「それも常に」
「それが国家ですね」
「常にある」
 それはとうのだ。
「だからだ」
「それで、ですね」
「警戒すべきで」
「常に手を打つ」
「今話している連中だけでなくだ」
 彼等以外にもというのだ。
「そうした団体はな」
「全てですね」
「手を打っていく」
「大きくなる前に」
「そうしていきますね」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「国を守る」
「この国を」
「内からも」
「そうしますね」
「首相としては」
「そうする、内憂外患は常に意識する」
 カミュは首相として言った。
「国は常にその両方を抱えているとだ」
「思うことですね」
「そしてそれは常にありますね」
「国家には」
「エウロパも然りですね」
「外には連合がありだ」 
 それがエウロパから見た外患だ、外敵がありそしてそれが常にエウロパを脅かしているというのだ。
「そして内にもだ」
「ありますね」
「そのカルト教団が」
「だからですね」
「彼等を潰しますね」
「どちらも脅威だが」
 国家つまりエウロパにとってというのだ。
「結びつかれると尚更厄介だ」
「左様ですね」
「内憂と外患が結ぶと」
「さらに厄介になりますね」
「だからですね」
「まずは内憂を潰しますね」
「連合を倒すことはほぼ不可能だ」
 外患はというのだ。
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