第一章
[2]次話
江戸っ子お洒落
地味な服装だ、それでOLの常盤美智代は後輩の水戸百合に言った。
「もっと派手にいったら?」
「ファッションですか」
「あんた元はいいんだから」
黒髪をショートにしてモデルの様な背とスタイルの彼女を見て言う、そう言う美智代も長身でスタイルがよくセットした茶色く長い髪の毛と艶っぽい顔立ちが印象的である。
「ファッションもね」
「派手にすればいいですか」
「お洒落したらね」
そうすればというのだ。
「絶対にもてるわ、ただね」
「ただ?」
「別にもてなくてもね」
こうもだ、美智代は百合に話した。
「いいけれどね」
「それならそれで、ですね」
「ええ、一人にもてたら」
それならというのだ。
「それでね」
「いいですね」
「そうだけれどね」
「それは真理ですね」
「ええ、ただあんた元がいいから」
また百合にこう言った。
「それでよ」
「お洒落もですか」
「考えてみたら?」
「そうですね」
先輩の言葉を受けてだ、百合もだった。
考える顔にになった、そして実際にお洒落について彼女なりに考えた。それでそれを実際にやっていったが。
「相変わらず地味だな水戸さん」
「ああ、目立たないよな」
「どうもな」
「元はいいのに」
多くの社員達はこう言っていた、だが。
美智代はその彼女にだ、笑顔で言った。
「やるわね」
「あっ、わかりますか」
「ええ、わかるわよ」
余裕のある笑顔で言うのだった。
「はっきりとね」
「はい、色々考えまして」
「そうしたのね」
「どんなお洒落がいいか考えて」
「それでよね」
「この通りです」
美智代に左手にある腕時計を見せてだ、百合は話した。
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