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色々と間違ってる異世界サムライ
第16話:聖剣大量取得作戦
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。この森には比較的経験値の多い魔物が生息しているし、ノノの奴の経験値倍加・全体【Lv50】も有るから、100に至るのは想定よりも早い筈だ。
……あれ?
と言う事は……ノノの奴のレベル上限40倍・他者【Lv50】によって返上と言う扱いになっていたレベル上限達成者の称号を取り戻す日も近いって事か?
そうだった!私の現在のレベル最大値は280だったんだ!
……ノノの奴のレベル上限40倍・他者【Lv50】って、回数制限て有るのかな……
そんな事を考えていると、隠し階段を調査していたツキツバが戻って来た。
「誰かこの世界の紋所に興味がある方はいらっしゃいませんか?」
紋所?どう言う意味だ?
取り敢えず、ツキツバの先導の許、4人全員で隠し階段を下りる事にした。
壁面はむき出しの岩肌、急いで作った様な印象だ。
階段が終わり一番下まで到着する。そこから先は長い通路が奥へと続いていた。
「どこまで続いているんだ?」
「生き物がいる気配はない様です」
通路の奥から青い光が漏れていた。
「……光?」
さらに足を進めると開けた空間へと出る。
そこでは複雑で大きな魔法陣が青く輝いていた。
「もしかしてこれ……」
「解るのか」
「多分、転移の魔法陣です。似た様なのを見た事があります」
「どこで?」
「村に有った本で」
一方、魔法陣がある部屋の壁に書かれている文字を読んでいたフラウがハッと驚き、そして歓喜した。
「そうだ!これよぉ!」
「どれよ?」
フラウの説明によると、この魔法陣は使用者の往きたい場所へ一瞬で運んでくれる転移陣で、魔脈の上に有るので理論上は回数制限が無いとの事。
なるほど……解らん!
魔脈なんて初めて聞いた!
ツキツバの方も半信半疑だ。
「まさかと思いますが、この世界に妖術が在ると言い出す御心算ですか?」
ん?妖術?
つまり、ツキツバの世界には魔法と言う概念が無いと?
ただ、フラウだけは大喜びのままだ。
「これってつまり!一瞬で聖剣が刺さっている神殿に行けるって事よ!」
私は!フラウの提案にハッとし、驚き慌てた!
「何だと!?それを早く言えよ!」
「セツナ殿、何を慌てておられるのです?」
これが慌てずにいられましょうか!?
これさえあれば、もう誰にも先を越される事無く聖剣の許に往けるんですよ!
特にウンコセインにこれ以上聖剣を奪われる心配も無いんですよ!
……ノノの奴は嫌がるけど。
と言う訳で、4人全員でその転移魔法陣の上に乗り、私が早々と行き先を叫んだ!
「私達をまだ聖剣が残っている神殿に連れてってくれ!」
転移は一瞬だった。
本当に移動したのか疑いそうなくらい跳んだ感覚が無い。だが、景色は先ほどとは違っている。
特に……
「ナンデーーーーーッ!?だって今、もっ森に!」
ツキ
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